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台湾独立に活路なく、平和にこそ望みがある
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蘭辛珍 · 2016-11-04 |
タグ: 台湾;両岸関係;政治 | 印刷 |
11月1日午後、習近平・中国共産党中央総書記が北京で洪秀柱主席率いる中国国民党大陸訪問団と会見した。今年5月20日に民進党の蔡英文が台湾地区の指導者となって以来、「92年コンセンサス(九二共識)」を認めないために両岸関係が冷え込む中、習近平総書記が台湾からの議員団と会見するのはこれが初めてとなる。会見の発言で習近平総書記が伝えたのは、今後の両岸関係発展の指導思想であった。
現在の両岸関係発展における最大の問題点は、民進党執政下の台湾当局が「92年コンセンサス」を認めるかということにある。「92年コンセンサス」の核心的意味合いは、大陸と台湾が1つの中国に属するということだ。「92年コンセンサス」は両岸の関係各方面の明確な授権と同意を経ており、客観的事実と現状に対する共通確認である。
5月20日の蔡英文の就任演説では、「92年コンセンサス」を認めなかった。蔡英文は「92年コンセンサス」を認めないばかりか、民進党内で「大陸に対抗する」方針を示す文書を発しており、その台湾独立の野心は誰の目にも明らかだ。
台湾独立に活路はない。中国人全員にとって、「台湾独立」に断固として反対し、国家主権と領土保全を確保することは国家の核心的利益であり、越えてはならない最低ラインである。「反国家分裂法」は、政府と軍隊に武力で国家分裂行為に対応する権限を与えており、台湾独立は台湾島内に災難しかもたらさない。台湾の人々も台湾独立を望んでおらず、民進党が推進する台湾独立に反対する声は台湾島内に一貫して存在している。
実際のところ、蔡英文が「92年コンセンサス」を認めなくても、両岸が中国に属するという事実は変えられない。習近平総書記が洪秀柱主席率いる中国国民党大陸訪問団との会見で述べたように、「台湾政局の変化は『92年コンセンサス』という歴史事実と核心的意味合いを変えることはできない」のである。
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