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安倍氏のキューバ訪問 しきりに良い顔を見せるのはなぜか
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· 2016-09-28 |
タグ: キューバ;安倍晋三;政治 | 印刷 |
中国社会科学院日本研究所外交研究室の呂耀東室長は「長年米国による封鎖と禁輸を受けてきたため、キューバは経済、医療水準とインフラ整備の面で比較的困難な状況にある。今回日本が良い顔を見せたのは、『病状に合った投薬』であることが分かる」と述べた。
日本がしきりに良い顔を見せ、大々的に支援する裏には、一体何の目的があるのか。呂氏は鉱物と市場以外に、安倍氏が就任後これまでの外交構造を突破した深いレベルの理由には、やはり国連常任理事国入りのための票集めがあると見る。
外交学院国際関係研究所の周永生教授は、安倍氏のキューバ訪問のもう1つの目的は中南米で影響力を急速に高める中国に追いつくことがあると指摘する。
■計画は長いが成果は限定的
実際には安倍氏の意味深い今回のキューバ訪問は長くから計画されていたものだ。日本経済新聞によると、日本企業はキューバの豊富な鉱山資源、観光資源に以前から期待を寄せていた。
日本のキューバ訪問は以前から計画されていたものであり、「国連常任理事国入り」や中国に対抗する目的があった。では、その成果はどうか。呂氏は常任理事国入りという目標は今回の安倍氏の訪問で達成できるものではないと指摘する。
「ドイチェ・ヴェレ」の分析によると、日本側はキューバに対して外交攻勢を盛んにかけているが、キューバ政府と北京政府の関係がより親密なのは明らかだ。
周氏によると、今回の日本の行動が中国とキューバの関係に衝撃を与えることはないが、日本の一歩一歩進撃する外交戦略には注意し、今後のさらなる動向を注視するべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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