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朝鮮を苦境に追い込む5回目の核実験という賭け
梁立昌  ·   2016-09-12
タグ: 朝鮮;核実験;政治
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今年建国68周年を迎えた朝鮮が5回目の核実験を行い、国際社会を驚愕させた。朝鮮がなぜ再三核実験を行うかを、朝鮮半島ウォッチャーたちも不可解に感じている。朝鮮の現在の戦略行動は、外部からするとあるべき理性が欠けているように見えるが、朝鮮自身からすると、自国の戦略的利益の最大化を図る上で必要な措置なのだ。朝鮮は思ってもみないだろうが、朝鮮が核問題で打った博打は実のところ朝鮮をより危険な苦境へと追い込んでいる。  

朝鮮が核実験を繰り返す目的は、「核大国と核強国」になるという戦略的利益追求のほかにも、「小さな元手で大きな利を得る」という戦略的目論みがある。核武装を通じて「戦略的防衛」から「戦略的恐喝」へと転じ、それによって国家の核心利益が侵されることを防ぎ、国家政権の長期安定化を図ろうとしているのだ。  

しかし、朝鮮のこの戦略は他国に損害を与えると同時に自国の利益にもならない。博打式の戦略心理はかえって自国の体制が生き残るための環境をいっそう苦しいものにしている。  

まず、朝鮮が無茶な戦略を取っても、朝鮮半島における韓米の対朝鮮戦略配置を変えることはできない。米迎撃ミサイルシステム「THAAD」配備への対抗というよりは、むしろ核実験によってますます自ら災いを招き、しかも紆余曲折中の「THAAD」配備をいっそうはっきりと、かつ順調に進行させてしまっている。さらには中間選挙では韓国保守政党に不利だった状況が来年の大統領選挙では逆転し、保守政権を長続きさせ、韓朝関係が引き続き悪化して、朝鮮が最大の外部援助ルートを失うことにもなりかねない。  

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