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「航行の自由」は南中国海軍事演習の口実にならない
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· 2016-07-21 |
タグ: 「航行の自由」;南中国海;政治 | 印刷 |
中国海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は7月19日、「米国など数カ国はこのところ『航行の自由』を守ることを口実に南中国海で頻繁に軍事演習を行っているが、事実上は情勢をかき乱している。南中国海には『航行の自由』問題は存在しない」と述べた。
中国社会科学院中国辺境研究所が主催した「南中国海問題と地域協力発展ハイエンド・シンクタンク学術シンポジウム」が18日、シンガポールで行われた。張氏は19日に行われた記者会見で外国人記者の質問に答えた際、次のように述べた。「このところ、米国と日本はいわゆる『航行の自由』を口実にして、南中国海で頻繁に軍事演習を行っている。しかし実際には、毎年約10万隻の船舶が南中国海を通過しているが、これまで商船の航行が影響を受けたと訴えた国はない。いわゆる『航行の自由』が問題になったことはない」。
張氏はさらに、「米国と日本及びその他の国が行った軍事演習は極めて挑発的であり、地域の平和と安定を守る上でプラスにならないどころか、むしろ情勢をかく乱している。これらの国がこの種の軍事演習を停止することを望む」との考えを示した。
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