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各国の専門家「臨時の仲裁裁判所は国際法違反の悪い典型」
  ·   2016-07-19
タグ: 専門家;仲裁裁判所;政治
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香港で2日間にわたり行なわれていた海洋紛争解決国際法シンポジウムが16日に閉幕した。中国、米国、オーストラリア、フランスなど10数の国や地域の国際法や海洋法の専門家や学者210人余りが出席した。出席者は南中国海仲裁裁判所のいわゆる裁定を受け入れず、認めない中国の厳正な立場への支持を表明し、中国のやり方こそが国際法の尊厳を守るものであり、臨時の仲裁裁判所の越権、権限拡大は国際法に違反し、国際法の分野で悪い典型になるもので、政治的に操られたいわゆる裁定は必ず唾棄されると指摘した。人民日報が伝えた。

中国国際法学会の李適時会長は「中国政府は最も早く、かつ持続的に平和的、有効に南中国海諸島に対して主権管轄を行使してきた。南中国海における中国の領土主権と海洋権益には十分な歴史的根拠、法理上の根拠がある」と指摘した。

清華大学のジョン・アンソニー・カーティ教授は「臨時の仲裁裁判所の問題は裁定を下す権限があるかどうかにある。審理と判決の過程で仲裁裁判所は国連海洋法条約を乱用し、実質的に南中国海の領有権問題で境界を定めた。多くの国際法学者や弁護士は、これは実質的に法律のゲームだと考えている」と指摘した。

武漢大学法学部の易顕河教授は「臨時の仲裁裁判所の判決は重要な論拠多数を単純におろそかにしている。例えば中国とASEAN諸国が2002年に調印した『南中国海における関係国の行動宣言』及び多くの二国間合意だ。こうした合意は二国間交渉が紛争解決の唯一の道であるとの共通認識を構成しているが、この点は臨時の仲裁裁判所に受け入れられなかった。南沙(英語名スプラトリー)諸島は一体であり、領海と排他的経済水域(EEZ)と大陸棚を持つ。だが仲裁裁判所は常識に反して、南沙諸島を分割して扱った」と指摘した。

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