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中国とセルビアは「友人+パートナー」の時代に
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· 2016-06-21 |
タグ: 一帯一路;セルビア;政治 | 印刷 |
習近平国家主席は重要なセルビア訪問を滞りなく終えた。3日間の訪問で、中国とセルビアの協力は実り豊かな成果を得た。両国関係を包括的・戦略的パートナーシップへと格上げし、20件余りの協力合意にいたった。中国―中・東欧諸国協力および「一帯一路」(1ベルト、1ロード)建設における両国関係の重要な位置づけと発展の方向性も一層明確になり、「友人+パートナー」という両国関係の強固な基礎と遠大な将来性が存分に示された。(文:崔洪建・中国国際問題研究院欧洲研究所所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
世界と地域の情勢が激変する今日にあって、中国とセルビアは共に独立自主の外交政策を遂行するとともに、政治的共通認識を積極的に形成し、強化しており、古くからの友人であると同時に新たなパートナーでもある。
戦乱と地域情勢の激変を経験して、セルビアは現在自らの国情と地域情勢に合った発展の道を模索している。国家統一維持の現実的懸念があると同時に、地域統合に参加し、グローバル化に身を投じて一層の協力のチャンスを勝ち取るという長期的目標もある。かつて覇権に虐げられたという似た歴史から、中国・セルビア両国は国際関係の民主化と公平で正義の国際秩序を積極的に追求している。発展上の多くの懸念における相似性も、双方が国家主権や地域情勢の問題で互いに呼応し、支持し合うことを決定づけている。
セルビアは2009年に中国にとって中・東欧地域で初の戦略的パートナーとなり、今回また初の包括的・戦略的パートナーとなった。これは両国の政治関係がすでに成熟安定期に入り、経済・貿易協力面でも勢いよく発展する時期を迎えることを意味しており、共に努力して、国と地域の発展および国際情勢の安定に新たな貢献を果たすことを物語っている。
共通の発展目標の達成においても、両国関係は同胞のように、同じ舟に乗った者のように助け合う戦略的高度を備える。セルビアは中国―中・東欧諸国協力の重要な模範となっているだけでなく、「一帯一路」共同建設の重要なパートナーともなっている。インフラ、エネルギー、生産能力など大型の実務協力で双方は突破口を開き続けている。「16プラス1」協力での成果は最も際立っており、良好な経済・社会的利益を得て、両国民に直接幸福をもたらしただけでなく、中・東欧地域のコネクティビティを強化し、プラスのデモンストレーション効果を生んだ。
強固な歴史的基礎を踏まえ、相互協力の大きなニーズに後押しされる形で、中国・セルビア関係はすでに「政治的親友+経済的パートナー」という新たな段階に入っており、この新たな長い旅路を前進し続ける。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年6月20日
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