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中米両軍関係が中国封じ込め思考に妨害されてはならない
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· 2016-06-06 |
タグ: 中米関係;アジア安全保障会議;政治 | 印刷 |
現在、中米両軍関係は依然不安定な状態にある。そして両軍関係の健全で安定した発展に影響を与えている主たる原因は、戦略面の相互信頼の欠如だ。問題は主に米側にある。第1に、米側は中国に対する邪推と防備を止めようとせず、中国軍の正常な発展に対して偏見を抱き、中国の軍事力発展の動機と意図に疑念を抱いている。だが実際には、中国はいつにも増して平和で安定した外部環境を必要としている。中国には世界における米国の地位に挑戦する意図はなく、中国の発展は米国にとって試練ではなくチャンスだ。第2に、米側は中国の核心的利益と重大な懸念を完全に尊重できていない。中米両軍関係の発展を長年妨げてきた三大障害、すなわち米国による台湾への武器売却、米軍艦艇・航空機による接近偵察、中国に対して差別的な米国の法律は解決されないだけでなく、反対にいくつかの面で最近一層際立っている。米軍が最近、中国の南沙(英語名スプラトリー)諸島近海および西沙(英語名パラセル)諸島領海内で実施しているいわゆる「航行の自由」作戦は両軍の相互信頼に深刻な影響を与えている。第3に、米国の政府、軍、議会、シンクタンク内には中国封じ込め思考を受け入れる人々が依然いる。特に冷戦は米国に大きな戦略的利益をもたらしたことから、同盟を基礎にした封じ込め政策に夢中になる人々がいる。
米国は世界最大の先進国、中国は世界最大の発展途上国であり、世界の平和・安定・繁栄に対して共通の責任を担っている。中米首脳間の共通認識を実行に移し、両軍関係の良好な発展基調を継続し、両軍関係が常に健全で安定した道に沿って前向きに発展するようにすることは、両国民の根本的利益に合致するのみならず、地域と世界の多数の国々の共通の期待だ。今回のアジア安全保障会議では、多数の国々の軍事指導者が、中米両軍が地域で対立することを望まず、中米間でどちらか一方の側につくことも望まないと表明した。
中米双方は遠大な戦略的視点に立ち、眼前の私利に惑わされず、対立を乗り越えて、小異を残して大同につき、互恵・ウィンウィンを図るべきだ。広大な太平洋には中米両大国を受け入れるのに十分な空間がある。中米双方は両軍関係の発展に関する両国首脳の共通認識に従い、「尊重、相互信頼、対等、互恵」の原則に基づき、各種の摩擦や溝を適切に扱い、うまく管理・コントロールし、対話を強化し、交流と協力を拡大し、相互理解を強化し、健全で安定した両軍関係の発展のために共に努力して、地域の安全と世界の平和に福音をもたらすべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年6月6日
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