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アジアの安全保障問題解決の「最大の鍵」をつかむ
  ·   2016-04-28  ·  人民網
タグ: 安全保障;CICA;政治
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アジア信頼醸成措置会議(CICA)の第5回外相会議が27、28日に北京で開催され、中国の習近平国家主席が開幕式で演説する。今回の会議は「対話により安全保障を促進」をテーマに、今後2年間のCICA協力の計画を立て、CICA発展のトップレベルデザインを一層強化する重要な会議だ。(人民日報「鐘声」国際論評)

2014年5月に中国はCICA議長国に初めて就任し、上海首脳会議の開催に成功すると共に、共通、総合、協調、持続可能というアジア安全保障観の確立を最初に打ち出した。中国側はCICA議長国就任後の2年間、上海首脳会議での合意を各国が共に実行するよう推し進め、CICAの能力開発はこの過程で強化され続け、CICAの国際的影響力も日増しに拡大した。各加盟国が中国の議長国任期を2018年まで延長することに一致して同意したことは、議長国としての中国側の取り組みが認められていることを十分に反映している。

アジアが世界経済成長の重要な原動力となって以来、国際社会はアジアの安全保障の展望に強く注目し続けている。今日のアジアは平和、発展、協力、ウィンウィンが常に地域情勢の主流であり、協議と交渉を通じて溝や紛争を解決することが域内国の主要な政策方針でもある。アジアの安全保障協力が困難を乗り越えて進み、様々な協力メカニズムも活発さを増していることを人々は見ている。だが同時に、歴史の残した問題、現実的利益の摩擦、領土権益紛争、地政学的角逐が依然アジア全体の安全保障構造に影響を与えている。ここしばらくの間、他国の脅威を故意に誇張することで軍事同盟を強化している域外国がある。侵略の歴史を反省しないだけでなく、平和の「束縛」を段階的に突破している国がある。もめ事を引き起こし続け、後ろ盾があるので怖いものがないとばかりに、地域の安定を脅かしている国がある。経済・金融安全保障、エネルギー安全保障、食糧安全保障、サイバーセキュリティーなど非伝統的な安全保障上の試練も今日のアジアで度々顕在化している。経済面の融合が進んでいるのと比べ、アジア全体の安全保障体制構築は依然明らかに後れている。

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