中国国家原子力機構の許達哲主任は18日「中国は主に沿海部での原子力発電所建設を計画しており、内陸部での原発建設についても論証を深めている。われわれは世界各国の経験も参考にするが、安全確保が前提条件だ」と表明した。新華網が伝えた。
第4回核安全保障サミットの開催を前に、中国国家原子力機構と米エネルギー省が共同建設した核安全保障モデルセンターが1年前倒しで完成し、18日から運用が始まった。
許主任はモニス米エネルギー省長官との共同記者会見で「中国政府は環境保護とクリーンエネルギーの発展を強く重視している。17日に発表された第13次五カ年計画綱要は経済・社会発展に経済発展、革新駆動、民生幸福、資源環境の4大指標を設けた。中国はクリーンエネルギーの発展を含め資源環境の保護に力を入れている。煙霧の出現は、クリーンエネルギーの発展を加速し、原発発展の安全技術水準の向上を加速して、原発事業の健全で安全な、持続的な発展を確保するようわれわれに促した。中国の原発は規模では世界一だが、国内のエネルギー供給構成に占める割合はかなり低い。原発発展のため、われわれは核安全保障、核緊急対応の面で一連の措置を講じた」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月21日