中文 | English | Français | Deutsch | BR America
北京週報日本語版微博
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 政治 >> 本文
国連気候変動パリ会議に歴史的飛躍を期待
  ·   2015-12-02  ·  北京週報
タグ: 国連気候変動パリ会議;政治
印刷

ここで指摘しておきたいのは、中国が二酸化炭素排出量のピークを2030年よりも前倒しにし、その後は排出量減少に転じることを強く決意していることだ。それは、世界最大の発展途上国である中国が全人類のために果たすべき義務だからであるのみならず、中国の国内社会発展にとって差し迫って必要だからである。

ここ数年、中国の多くの地域で見られる深刻なスモッグは経済社会の発展方式に警鐘を鳴らしており、環境を保護し、持続可能な発展を維持することの重要性を中国人は適切に認識している。スモッグを減らすことと二酸化炭素排出量削減は大気物理学においては同一範疇に入り、中国の自国の発展ガバナンス目標と欧州が最初に提唱した地球温暖化抑制目標は非常に符合している。

今や、二酸化炭素排出量削減に関して、「排出量が多い」と批判する外部の人よりも中国社会のほうがより懸念していると言える。なぜなら、地球温暖化はつまるところゆっくりとした過程であり、その危害は何世代もかかって感じ取れるようになるものだが、スモッグはそうではないからだ。スモッグは多くの中国の大都市で、住民を朝起きた時からすっぽりと包み込み、彼らの気分を損ない、健康に危害が及ぶのではないかと心配させる。スモッグは中国人が最も憎む汚染現象の1つであり、人々は今すぐにでもスモッグ発生源を取り除き、青空を取り戻すことを切望している。だが上述した通り、スモッグの成因と高い二酸化炭素排出量には大きく重なり合うところがあるのだ。

しかしスモッグをなくすこと、つまり二酸化炭素排出量を急速に削減することはそう簡単なことではない。中国はここ数年、発展と環境保護とのバランスを取ることに非常に苦労してきた。中国は人口が多すぎて、皆が車を運転し、暖房や冷房を使い、いい家に住み、旅行回数を増やせば、二酸化炭素排出量は次第に増えていってしまうのだ。人生は平等なものである。一部の人が豊かになった後、二酸化炭素排出量増加抑制の重要性に気づき、他の人に二酸化炭素排出総量抑制のために自分の発展を犠牲にするべきだと要求する時に、道徳的に苦しい立場に立つことになる。「地球を守るためにこれまで通り苦しい生活を送らなければならない」と言う権利が自分たちにあるのか、と。

前のページへ123次のページへ
関連文章:
中国共産党第18期五中全会が閉幕
中日韓首脳会議が期待されるわけ
第13次五カ年計画の内容について 重要会議の示す重大なシグナル
歴史上の五中全会を振り返る
中英関係の「黄金時代」が始まった
国連気候変動パリ会議に歴史的飛躍を期待--pekinshuho
中国人気ツアー:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996229
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号

シェア:
Facebook
Twitter
Weibo
WeChat