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台風被害状況の偵察で活用されるドローン「翼竜」
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· 2023-08-10 · ソース:人民網 |
タグ: ドローン;気象;社会 | 印刷 |
このほど台風5号「トクスリ」が福建省の複数の地域で、都市部・農村部の冠水、山津波、土砂災害を引き起こした。応急管理部(省)の指示を受け、中国航空工業集団有限公司が独自に開発した緊急災害救助型ドローン「翼竜−2H」が緊急出動し、福建省の被災地の緊急保証任務に向かい、災害救助活動に力強いサポートを提供した。科技日報が伝えた。
任務の指揮に当たった人によると、翼竜−2Hは任務遂行時に再び優れた偵察能力を発揮した。水位上昇や家屋の程度の異なる損壊などの状況を偵察すると、リアルタイムモニタリング気象データを通じ、航路上の積雲や塔状雲などの危険な天気を回避するとともに、現場の高画質画像及び動画データをリアルタイムで偵察しそれを伝送することにより、応急管理部に効率的な指揮と正確な管理の根拠を提供した。
翼竜−2Hは複数の民生業界の大型固定翼ドローンへの需要に基づき開発された民生機種で、優れた機能を有する。機体の長さは11m、翼幅は20.5mで、機体の高さは4.1m、離陸時の滑走距離は1000m、着陸時の滑走距離は1200m、空虚重量は2.2t、最大離陸重量は4.2t。最大飛行高度は9000m、最大飛行速度は370km/h、150km/hで巡航飛行する際の最大航続時間は20時間に達し、最大航続距離は5500km。
翼竜−2Hは光電探査ポッド、合成開口レーダー、空撮CCDカメラ、緊急通信保証ポッド、緊急投下ポッドなどの設備を配置し、極端災害条件下でマルチスペクトル災害現場探査、公共・専用緊急ネットワーク構築・通信、緊急物資投下などの任務を遂行し、緊急指揮体制と連携できる。同機は50平方kmの携帯電話の通信を回復でき、専用ネットワークのカバー半径は70km以上。カバー範囲が1万5000平方kmの音声・動画通信ネットワークを構築できる。
中国航空工業集団有限公司の関係責任者は、「翼竜−2Hは現在すでに緊急災害救助型、気象型、民生型が開発されており、任務モジュールの切り替えとポッドにより、気象観測、天気への人的干渉、緊急通信保証などの異なる使用ニーズを満たせる」と説明した。(編集YF)
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