ホーム >> 文化 >> 本文 |
ドローンの違法飛行は「天網」で取り締まる
|
· 2019-11-19 · ソース:人民網 |
タグ: ドローン;法律;文化 | 印刷 |
中国航天科工集団有限公司第二研究院第206研究所が発表した情報によると、同研究所が開発した車載「天網」がこのほど、警察による試験で優秀な成績を記録し、順調に検収に合格した。同製品は間もなく瀋陽市公安局の「低慢小」取締体系装備の重要な一環を担うことになる。人民網が伝えた。
「低慢小」航空機とは、「超低空を飛行し、飛行速度が遅く、レーダーに捕捉されにくい」という特徴を全てもしくは一部備えている航空機及び飛行物のことだ。世界各地の重大会議や祝祭日では、「低慢小」航空機の飛行禁止が慣例化している。
中国では近年、ドローンの数が爆発的に増加し、経済・社会の発展を促進すると同時に、一連の問題をもたらしている。中国のドローン管理は全体的に、責任と法律の欠如という状態であり、製造・販売・使用などの面に多くの混乱が存在する。同時に地上管理、空での発見、能動的な処置、責任追及、取締・処罰などの面に難点が存在する。これにより「違法な飛行」による航空機妨害事件が多発し、民間航空の飛行安全性と重点目標の安全性が脅かされている。
同研究所はこの難点を解消するため、宇宙打ち上げ及び打ち上げ制御技術における専門的な強みを利用し、2008年から「低慢小」対策装備品の開発に専門的に取り組んでいる。ネットワーク型で「ソフトな破壊・飛行阻害」という画期的な技術手段を打ち出し、第1・2世代「天網」シリーズ製品を開発した。
同研究所「天網」シリーズ製品責任者の申研氏によると、ネットワーク型の物理的な飛行阻害方法は、「違法な飛行」を行う標的に対する無差別的な飛行阻害で、電波の干渉が生じない。飛行阻害の際に危険な破片が生じて二次被害を生むことはなく、環境と社会への影響が小さい。
申氏によると、「天網」は長年の発展により単一的な製品から体系的なものへと発展してきた。単体、架設、車載、機内などの各種製品があるだけでなく、ネットワーク型の物理的飛行阻害、電子情報化、レーザーなどの各種阻害手段、さらには光電やレーダー、パッシブ偵察などの総合的な観測手段もある。すでに多くの大型会議及び公演の会場付近の警備に成功しており、海外へも輸出されるようになっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月18日
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号