親子でゆく敦煌の旅

今年も素晴らしい春が来た、東風に乗せてたこを飛ばそう！　子どもを連れて敦煌の名所である陽関を訪れ、春を目いっぱい楽しむなら、たこ上げ大会に参加するのがいい。風を受け、空高く上っていくたこと一緒に、夢も大空へと羽ばたかせよう。

玉門関で開かれている学習教室では、詩の朗読や木簡を使った書道、陣太鼓、漢服などの体験を通じ、玉門関とシルクロードの千年に及ぶ歴史について理解を深め、漢文化ならではの魅力に触れられる。

敦煌において「砂」は自然と文化の重要なシンボルの一つであり、独特の芸術的魅力を持っている。今年の4月には月牙泉小鎮の鎮沙文化館を訪れ、砂を墨、指を筆の代わりとして、先生に教わりながら砂絵に挑戦し、自分だけの美しい作品を作り上げよう。

敦煌にはこの地域ならではのグルメがあり、グルメ教室で行われている解説を通じて千年に及ぶ食文化について知ることができる。先生に教わりながら手作りするのは、胡餅や敦煌拉条子（ラグマン）だ。小麦粉をこねることから始め、焼き上がったものを窯から出し、あるいは煮立ったものを皿に盛り付けるーーそんな自ら手がけた一期一会のグルメは、あなたにとって味わい深く、素晴らしい体験となるはずだ。

「北京週報日本語版」2022年4月22日