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敦煌の文化財保護技術が早期警戒を実現
  ·   2017-08-29  ·  ソース:
タグ: 敦煌;文化財保護;文化
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クムタグ砂漠の東の縁に位置する敦煌では先ごろ中度の砂塵が舞い、無慈悲な強風が黄砂をまとい1000年の歴史を持つ莫高窟に襲いかかった。しかし敦煌研究院莫高窟世界文化遺産観測システムは事前にこれを察知し、一部の環境指数が基準を上回った洞窟を事前に閉鎖した。科技日報が伝えた。

十分な革新の需要と健全な運営モデルにより、敦煌研究院は中国の世界文化遺産保護技術の革新の成功例になっている。接待部調節室のディスプレイには、観光客のうち何人が開放されている洞窟に入ったか、気温と湿度が警戒ラインに達していないか、CO2や窒素酸化物の濃度と分布状況、どのガイドが団体を連れているのかといった、一連のデータが表示される。これらのデータはプロの「偵察兵」のように、常に貴重な洞窟芸術を見守っている。職員はこのデータの変化に基づき、見学ルートと洞窟環境をリアルタイムで調節し、観光客を分散化させている。同研究院保護所の王小偉所長は、「大気環境を観測するだけでなく、洞窟内のミクロ環境と文化財本体を動的に観測する。莫高窟地震観測台ネットワークセンターは、全天候の洞窟観測が可能だ。揺れへの反応、震災への対応、補修と強化を技術で支える」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年8月29日

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