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胡同の顔料会館にメロディーがよみがえる 今こそ語りたい北京の会館の物語
本誌記者・顧思騏  ·   2022-03-14  ·  ソース:北京週報
タグ: 芸術;文化;社会
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公演の終わりには、任天堂の家庭用ゲーム機・ファミコンの名作ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のテーマ曲を、アーティストたちが民間音楽の楽器で披露した。ゲームという現代文化と伝統芸術の融合に、筆者は驚きとともに大いなる喜びを感じ、多くの観客も笑顔を浮かべていた。そうして舞台は大盛況のうちに幕を閉じた。

公演に加え、現場には楽器製作の実演コーナーも設けられていた。李楽平氏などベテランの楽器職人がその場で二胡や琵琶、中阮などを作り、観客は足を止めて見入っていた。

顔料会館だけでなく、近年、北京では会館の保護と修復が行われ、会館の舞台が再び活気を取り戻している。北京市の東城区と西城区では、文化芸術団体が旧会館での公演を積極的に推し進め、伝統演劇や演芸などの文化芸術コンテンツを上演する場を広げるとともに、旧会館の新たな活用法も見いだした。

後で調べてみると、20世紀初頭の清朝末期に科挙制度が廃止され、会館はその機能を転換させて新式学堂や同郷会となり、革命志士や作家、学者の避難所となった所も多かった。

例えば、康有為と梁啓超が維新運動を起こした場所の一つが安徽会館であり、孫文の北京での主な活動は湖広会館で行われ、魯迅は紹興会館で『狂人日記』や『孔乙己』などの名作を書き、封建社会を批判し、光明を謳歌した。

会館は文化遺産でありながら、時代とともに進化を遂げ、強い生命力を持っている。会館という遺産がこれからも輝き続け、人々と時代に貢献することに期待したい。

「北京週報日本語版」2022年3月14日

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