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パンダより絶滅の危険が高いアモイトラが中原に「定住」?
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· 2021-11-12 · ソース:人民網 |
タグ: 動物;河南;社会 | 印刷 |
河南省洛陽市の王城公園は今年、「おめでた続き」となっており、アモイトラの赤ちゃんが9頭も生まれた。アモイトラ63頭は現在、同公園の「アイドル」となっており、虎山の上では成獣のトラが圧倒的なオーラを放ち、「幼稚園」では赤ちゃんトラがかわいさを振りまいている。中国新聞網が報じた。
アモイトラの赤ちゃん3頭を抱っこするスタッフ(資料写真・洛陽王城公園が提供)。
中原エリアでアモイトラの繁殖・飼育にチャレンジ
アモイトラは、中国固有の亜種のトラで「中国虎」とも呼ばれ、世界絶滅の危険が極めて高い動物10種類に入っており、かつては黄河流域の南から、珠江流域の北の広い地域に生息していたものの、現在は野生のアモイトラはすでにいないと見られている。
統計によると、2020年11月末の時点で、世界のアモイトラの個体数はわずか221頭で、その絶滅の危険の高さは、ジャイアントパンダよりはるかに高い。
そのため関係者の間では、アモイトラの人口繁殖・飼育技術の面でブレイクスルーを実現できるかは、その個体群を救う上で重要な意義を帯びていると考えられている。
日向ぼっこするアモイトラの赤ちゃん(資料写真・洛陽王城公園が提供)。
アモイトラの繁殖・飼育を中原エリアに位置する河南省で成功させることはできるのだろうか?15年の模索と実践を経て、その答えはすでに出ていると言えるだろう。王城動物園の劉兆陽副園長は、「1985年に広東省の広州動物園から王城公園にオスとメスのアモイトラが連れてこられたが、出産することはずっとなかった。そして、中国の長江より北の地域でアモイトラの人工繁殖・飼育に成功したケースもなかった。そのため、人工飼育されているアモイトラは、中国の北方エリアでは出産できないのではないかと懸念する声も上がっていた」と振り返る。
かわいいアモイトラの赤ちゃん(資料写真・洛陽王城公園が提供)。
2005年に同公園に来た劉副園長は、アモイトラの人工繁殖・飼育の面でなんとかブレイクスルーを実現したいと考え、2006年にその繁殖・飼育を重点難関攻略プロジェクトに指定し、取り組みを始めた。
圧倒的なオーラを放つアモイトラ(資料写真・洛陽王城公園が提供)。
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