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砂漠で30年植樹を続けてきた「七一勲章」受章者・石光銀さん
  ·   2021-07-14  ·  ソース:人民網
タグ: 緑化;七一勲章;社会
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毛烏素(ムウス)砂漠は、中国陝西省楡林市と内蒙古(内モンゴル)自治区鄂爾多斯(オルドス)市の間にあり、楡林市の面積の56.1%を占めている。同市は長年、深刻な砂嵐ややせた土地に悩まされてきた。1950年代からこれまで70年間、同市の人々は砂漠化を防ぐために造林に取り組んできた。そして、今では、砂漠化した土地の緑化率は93.24%に達している。そして、もろい地盤約57万3300ヘクタール全てが固定、または半固定され、広大な砂漠はほとんど見られなくなっている。こうした変化の背後には、中国共産党における最高栄誉である「七一勲章」の受賞者である石光銀さんの貢献がある。

楡林市定辺県で1952年に生まれた石さんはごく普通の農民だ。1984年初めに、個人が砂漠化防止事業を請け負うよう奨励する政策を、国が打ち出して以降、石さんは郷政府と、約200ヘクタールの砂漠化防止事業を請け負う契約を結び、楡林市で同事業を請け負った初めての個人となった。

それから30年以上、石さんは、陝西省北部の男性らを率いて、約1.6万ヘクタールの砂漠、アルカリ性の砂地に5300万本以上の高木・低木を植樹し、ムウス砂漠の南側に約50キロの長さの「グリーンの長城」を作り出し、砂漠化して人が住めなくなるという過酷な環境を徹底的に改善し、目に見えた社会的効果と生態的効果、経済効果を生み出した。石さんは、困難な人々への支援も忘れず、現地の庶民に益をもたらし、120万元(1元は約16.95円)の資金を自己調達し、学校2校、生態移民村1ヶ所を建設し、困難な世帯300世帯以上を支援してきた。

石さんはこれまでに、「全国労働模範」、国際連合食糧農業機関(FAO)の篤農家賞「outstanding farmer」、「全国治砂英雄」などを受賞し、地元の人々からは、親しみを込めて「砂漠のおじさん」と呼ばれている。

2004年末、石さんが請け負った約1.6万ヘクタールの砂漠、アルカリ性の砂地は、効果的に緑化が実施され、木々や植物のカバー率は90%以上に達し、ムウス砂漠の南側に約50キロの長さの「グリーンの長城」ができている。

砂漠化防止事業を腰を据えて長年行うために、石さんが立ち上げた治沙集団有限公司は「砂漠を緑化して開発・利用する」という発展戦略を掲げ、「企業+農家+基地」の道を歩み、砂漠化防止策とビジネスを結び合わせ、新興林牧場や乳牛1000頭を飼育する飼育場、浄水場、月牙湖景勝地といった経済実体10項目以上を手掛けてきた。同社は現在、生態補助金や生態環境をめぐるビジネスによる利益が年間340万元以上に達している。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年7月12日

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