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地震を思い起こした福島在住の華僑・華人、「まだ足が震えている」
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· 2021-02-18 · ソース:人民網 |
タグ: 地震;福島;社会 | 印刷 |
旧正月2日にあたる2月13日、日本に在住する華僑・華人はまだ春節のお祝いムードの中にいた。だが時計の針が23時7分を指した時、悪夢が再びよみがえった。
福島近海でマグニチュード7.3、震源の深さ55キロメートルの地震が発生したのだ。福島県では東日本大震災に続き、再び震度6強の揺れが観測された。新華社が伝えた。
「スマホを見ていたら、突然地震が起きました。立ち上がって外へ逃げたかったのですが、全く立っていられず、急いで床にしゃがみました」。福島県二本松市在住の遅耒さんは、地震発生時の状況を記者に語る際もまだ朦朧とした様子だった。「揺れが収まってもまだ足の震えが止まりませんでした。それから娘婿に手を引かれてゆっくりと外へ出ました」「東日本大震災の時の恐怖は、私の心に深刻な暗い影を落としました。今回の地震はまたその恐怖をよみがえらせた」。
今年55歳の遅耒さんは2008年に結婚で来日して以来、ずっと福島県で暮らしている。東日本大震災後、一家は地元自治体の提供した仮設住宅で7年間生活した。遅耒さんの家は築20数年だったことなどで、深刻な被害を受けた。遅耒さんの苦境を知った日本華僑華人婦女連合会が支援の手を差し伸べてくれた。
福島県相馬郡の温泉ホテルで、華人の女性実業家・韓秋月さんを取材した。もう21年間福島県に住んでいる韓秋月さんにとって、相馬は第2の故郷だ。
「驚いて、怖かった!頭の中が真っ白になりました」。だが揺れが収まった後、最初に考えたのは福島県で経営する6つのレストランと1つの温泉ホテルのことだった。
開業1年の温泉ホテルは東日本大震災の津波被災地にあり、復興事業の1つでもある。計110部屋のホテルは強い揺れで建物に被害を受けた。天井板が落下したり、露天温泉のセメントに亀裂が入るなどした。
「2011年3月11日の大地震、津波、原発事故、台風、新型コロナ、そして今回の強い地震。災害のたびに私は、自分が試されているのだと思います。従業員たちは私を必要としています。私に勇気をくれたのは彼らです!」と韓秋月さんは語る。
従業員たちが心を一つにして協力し、速やかに対処したおかげで、一部のレストランは14日に営業を再開し、温泉ホテルも15日に完全に再開した。韓秋月さんは今も将来への自信に満ちている。「ピンチはチャンスでもある」と確信しているからだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月17日
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