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年越し料理を家族と一緒に食べられなかった7年間 派出所所長の鄧斌さん
本誌記者・金知暁  ·   2021-02-10  ·  ソース:北京週報
タグ: 警察;大晦日;社会
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コミュニティに駐在する警察官を連れて、ボランティアや心理カウンセラー、弁護士などとともに家庭内暴力の防止を呼びかけるイベントに参加する鄧さん(写真中央、写真=恵州市公安局恵城区分局提供)

1994年から恵州市で働いている鄧さんは、この粤港澳大湾区における新興都市にすっかり慣れたが、「湖南省の実家にいた頃、毎年の年越し料理には必ず『凍魚』という縁起の良い一品がありました」と、27年経っても故郷の味が忘れられないという。現在、鄧さんの両親は恵州市で暮らしているが、河南岸派出所の所長になってから、彼は7年も家族と春節を過ごしておらず、年休をとって家族旅行もしていないという。その埋め合わせとして、普段時間さえあれば家族に電話をかけたり、料理を作ったりしており、さらに来年には義理の両親を山東省から恵州市へ招き、親孝行をしたいと思っている。鄧さんは続けて、「河南岸派出所にいる23人の警察官のうち、20人は恵州市出身ではありません。私たちはお互いに家族のようなものです」と語った。

昨年の春節3日目、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制に関する通知を受けたのち、家で食事を作っていた鄧さんはすぐさま派出所に駆けつけて、同僚たちとともに感染症対策の第一線に加わった。そうして結局、大晦日から延び延びになっていた一家団欒の食事をまた食べることができなかった。今年、春節の当直が終わったら、鄧さんは家族と一緒に遅めの「年越し料理」を落ち着いて食べ、就職活動中の娘と進路についてゆっくりと話がしたいという。「私は娘に警察官になってほしいです。中国人民警察とは誠実で、正義感を持ち、実務に取り組み、人々に信頼される存在です。規律に従い法令を守ることこそ、人として歩むべき正しい道です」と鄧さんは言う。「でも、もちろん最終的には娘の意志を尊重しますよ」と、父親としての優しい笑顔を見せた。

「北京週報日本語版」2021年2月10日

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