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人気番組「最強大脳」出演者の慧眼で警察が難事件を解決
  ·   2016-03-24  ·  ソース:人民網
タグ: 容疑者;警察;社会
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山東警察は昨年12月、人気科学バラエティー番組「最強大脳」に出演している王昱珩さんに連絡を取り、並外れた彼の洞察力を使って、8カ月間容疑者が見つかっていないひき逃げ事件を解決してほしいと依頼した。ぼんやりとしか映っていない監視カメラの映像を見た王さんは、事故を起こした車のフォグライト、フロントガラス、ヘッドライトなどの部品から、車種などを見事に特定した。成都商報が伝えた。

同番組の制作チームによると、今月15日、山東警察はついに容疑者の身柄を確保した。今回の事件は、王さんの協力のもとで、12カ月後にようやく解決に至った。

王さんは、「最強大脳」の「微視的水識別」コーナーで、並外れた観察力を披露した。彼の説明は十分に説得力がある上、不鮮明な監視カメラ映像の解析にこのような能力が役立つのではないかと考えた山東警察は昨年12月、王さんに連絡を取り、事故を起こして逃げ去った未解決事件の解明に協力してくれるよう頼んだ。警察によると、その事件は昨年4月に起こり、容疑者である運転手は人を撥ねたのち、そのまま走り去ったという。沿道の監視カメラは民間用のもので、録画された映像の画質は極めて不鮮明であったため、警察がそれを解析することは非常に難しく、事故から8カ月が経過しても解決できないままだった。

その後、山東警察は南京にやってきた。番組に出演している王さんや李威さんは、収録現場で問題の画像を注意深く調べた。調査に協力するうち、王さんは沿道のすべての監視カメラに映った映像を見たいと警察に申し出た。おびただしい数の画像からほんのわずかな手がかかりを得ることに望みを託し、一つずつ念入りに調べた。画面が不鮮明である状況ながらも、王さんは事故車のフォグライトがおかしいことを目ざとく見つけた。フォグライトが破損しており、車の走行中にその破片が落ちた痕跡など細かな情報が得られたことで、事故車の車種がほぼ特定された。

王さんは、その時のことを振り返り、「監視ビデオに映った映像から、事故車は人を轢いた後、停止せずにそのまま走り去った。このことから、「容疑者は中年」と推測した。一般的に、若い人は、交通事故を起こすとすぐに車から降りて状況を確認する傾向がある。だが、今回の運転手はブレーキさえかけずに、そのまま逃げるように現場から離れた。このことから、当人に問題があることが分かる。容疑者はおそらく、飲酒運転あるいは過労運転していたのだろう」と話した。

さらに王さんは、容疑者の運転手は、監視カメラを避けるのが得意だったことを発見した。このことから、容疑者がこの道をよく知っている地元の人間であることが分かる。さらに王さんは「現場に立ち返る」方法をとり、警察に事故現場を何度も往復するように依頼し、足取りを注意深く調べ、車との距離を測った。王さんによると、これによって人の身長と体重がほぼ推理できるという。観察と推理によって、王さんは、容疑者の体つきや年齢の幅をほぼ特定した。容疑者はそのわずか2カ月後に逮捕され、王さんの推理が正しいことが実証された。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年3月24日

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