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広西チワン族自治区乍洞村 貧困脱却の難関攻略の現場をゆく③
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· 2020-09-02 · ソース:北京週報 |
タグ: 貧困脱却;広西;社会 | 印刷 |
広西チワン族自治区河池市宜州区乍洞村で貧困脱却の難関攻略に日々取り組む謝万挙第一書記(写真・本誌李凱至記者)
広西壮(チワン)族自治区の乍洞村では貧困脱却のために村を挙げたさまざまな取り組みが行われているが、その中心となって村民たちのために働いているのが謝万挙第一書記だ。取材3日目は本誌記者が特別に謝書記の秘書を務め、1日密着することになった。貧困脱却の難関攻略が現地でどのように行われているのか実体験できる貴重な機会である。
パッションフルーツ畑で謝書記に教わりながら農作業を行う本誌記者(写真・本誌張巍記者)
早朝、乍洞村に到着するやいなや、謝書記に渡されたのは鍬だった。村民たちの農作業の手伝いも、日々の仕事のうちなのだという。ナス畑の雑草取りや養蚕農家の手伝いなどいずれも大変な重労働だが、村民たちのためと思うと力が入った。
午前の仕事が一段落したのち、事務所に戻ってしばし休憩となった。しかし、昼休みといっても謝書記は事務作業や電話対応に追われていて、ゆっくり落ち着く暇もない。さらに午後には山の上にあるパッションフルーツ畑で野良仕事が続いた。このような場所で農業ができるのかと思うほど山深いところにあり、土壌は石や砂が多い。しかし、ほかの作物に適さない土地でもパッションフルーツは育つため、乍洞村では近年とりわけ力を入れて栽培しており、村民たちの貴重な現金収入源になっているそうだ。これも謝書記が率先して村民に呼びかけ、実現したことである。
宜州区郊外にある村民たちの移転先(写真・本誌張巍記者)
1日の仕事の締めくくりには、市内に移転した村民たちの家を訪ねた。もともと村に住んでいた人々が、国の支援によって非常に快適な住宅で暮らせるようになったのだ。戸々を回り、村民1人1人に声をかけて生活状況を聞く謝書記の熱心な仕事ぶりには、ただただ頭が下がるのみだった。
密着取材を終えて感じたことは、政府が全力で貧困撲滅に取り組み、謝書記のように村民たちと一体となって努力をする人がいるからこそ、貧困状態にある人々は希望を持ち、貧しさから抜け出すために頑張れるということだ。これこそが中国で貧困撲滅が順調に進んでいる理由の一つである。政府が強力に推し進める貧困脱却の難関攻略は、必ずや実現できる。今回の取材を通じ、そのような思いを改めて強くした。
「北京週報日本語版」2020年9月2日
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