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中国、2019年の出生率が過去最低に 出産望まない若者増加?
  ·   2020-04-30  ·  ソース:人民網
タグ: 出産;結婚;社会
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育児をしながら自分も成長

90後(1990年代生まれ)の梁子さんも昨年、第一子を出産した。しかし、冉さんと違って、「子供を育てるのはたいへんだけど、幸せという気持ちのほうが強い」と話す。

梁子さんと夫は二人とも、北京出身ではないが、北京の大学に通い、卒業後も北京で就職した。二人は現在、借家に住んでいる。子供が生まれる前、梁子さんは「今の状態では、良い環境の中で子供を育てられないのでは」と心配になったものの、子供を持つ他の女性の意見を聞いたり、ネット上で資料を調べたりして、「子供のために基本的な生活必需品を備えてあげることに問題はない。完璧な条件や環境を整えてあげる必要もない。大事なのは健康的で、楽しい雰囲気づくりをしてあげること」と考えるようになったという。

陣痛開始から約15時間かけて第一子を出産した梁子さんは、「痛くて死にそうで、なかなか生まれなかった」というものの、生まれてきた男の子を見た瞬間、「かわいい!」と感じたという。

子どもを産む前、梁子さんは、大ヒットスマホ向けMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームの「王者栄耀」にはまっていて、「毎晩、3時間以上遊んでいた」という。しかし、子供ができてからは、「王者栄耀どころか、携帯を見る時間もない」とし、「生きがいができた」と、気持ちが大きく変化したことを語る。

梁子さんは、「子供というのは、今日は物を掴むことができるようになったかと思えば、次の日には『ママ』と呼んでくれるようになるなど、毎日がサプライズ」とし、「自分が世話する人間が、少しずつ成長していく」ことに育児の最大の達成感を感じるという。「息子は今は真っ白な紙のようで、今後どんな性格になるのか、どんな価値観を持つようになるのかは、全て私の影響を受ける。だから、私もちゃんと自己管理しなければならない。最高の教育はまず両親から始まり、その後、自分の行動を通して子供を教えなければならない。育児の過程で自分も成長できる」と充実感を漂わせる。

梁子さんは、「『母親』というのは、昔のように単に偉大で、何の文句も言わずに子供に全てを捧げるという存在というよりも、子供と一緒に成長できる存在だ」との考えを示した。

「人民網日本語版」2020年4月29日

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