コンビニの便利蜂は25日、今年コンビニで最もよく売れたヒット商品を示す「2019年度消費ランキング」を発表した。同ランキングを見ると若者の消費の動向を知ることができる。工人日報が報じた。

小売りの実店舗の詳細データは長年不足しており、消費者がどのような評価をしているかもずっとよく分からない状態だった。しかし、コンビニが街中の至る所に次々と登場するようになるにつれて、コンビニの新たな人気商品や大ヒット商品などが、今の消費の動向を示す重要なバロメーターとなっている。

ランキングを見ると、2019年はゼロカロリー・コーラや全麦チアシード厚切り食パンなど、低脂肪や糖分控えめが売り文句のヘルシー食品が依然として人気となっている。また、雪碧拌面（スプライトで混ぜる麺）や、塩味の卵黄入りのアイスクリームなど、ネット上で大きな話題となっている商品も若者の間で大人気だ。便利で、気軽に利用できるのが特徴のコンビニは、男性が化粧品を購入する主なルートともなっており、リップクリームやパックなどを購入する男性の割合が目に見えて上昇している。また、90後（1990年代生まれ）や00後（2000年以降生まれ）の消費者をターゲットとした各種2次元（アニメ・漫画・ゲームなどを総じたジャンル）とコラボした商品も次々とコンビニに並ぶようになっている。その他、今年、中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド「国潮」が巻き起こり、コンビニは、今の若者がどのようなものに注目しているのかを知る手掛かりとなった。

中国チェーンストア経営協会（CCFA）の裴亮会長は取材に対して、「90後や00後は既に消費市場の主力軍となっており、同グループの消費支出はどんどん増加すると予想されているため、その『意見』が一層重視されるようになるだろう。コンビニは若者が最もよく利用する小売業態で、関連のコンビニの今年の消費ランキングが今後も続々と発表され、消費の新たな動向を消費者に示すことができるだろう」と語った。（編集KN）

「人民網日本語版」2019年12月26日