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「粉蝋箋」 清代末期に失われた技術を復活
  ·   2019-05-27  ·  ソース:北京週報
タグ: 無形文化遺産;安徽省;社会
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安徽省巣湖市黄麓鎮には紙加工技術伝習基地があり、そこは長年「粉蝋箋」の制作と伝承に尽力してきた。「粉蝋箋」は唐代に始まり、制作技術が複雑であり高価な素材が使われることから長い間、皇帝一家御用達の品だった。しかしその制作技術は清代末期に失われてしまっていた。 

黄麓鎮に住む劉靖さんは幼い頃から紙の加工技術を学び、数年にわたる試行錯誤の末、1997年に「粉蝋箋」制作の伝統技術を復活させることに成功した。また紙加工技術伝習基地を着実に作り上げていき、「粉蝋箋」の制作と伝承に従事してきた。 

「粉蝋箋」を制作する際、染色や金粉を蒔くなどの様々な工程を経て原紙を加工紙にする。それは書きやすくし、芸術性や文化的価値を高めるためだ。2008年、劉さんが伝承する「紙箋加工技術」は第2期国家級無形文化遺産リストに登録された。また2018年に劉さんは国家級無形文化遺産代表プロジェクト「紙箋加工技術」の代表伝承人として認定された。(写真は全て新華社の劉軍喜記者が撮影)

完成した「粉蝋箋」を持つ劉さん

絵を描く工程

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