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「焦って母親になる必要はない」というアドバイスが増えている理由とは?
  ·   2019-05-14  ·  ソース:人民網
タグ: 母親;家庭;社会
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張さんと夫は、卒業後すぐに結婚した。仕事がまだ不安定だった時期に彼女は妊娠し、彼女の母親が子育てをサポートしてくれたが、それでも仕事への影響は避けられなかった。2度の転職を経て、今は求職中の身だ。再就職するには心配の種も尽きない。もし就職試験の準備をしようと思ったら、2週間ほど子供を預けなければならないという。

張さんがより身につまされたことは、子供を産み落としたその瞬間から一生、その子供に対する責任を負わなければならないことだ。これは、自分の優先順位が変わることを意味する。個人としての自分よりも先にまずは息子の母親でなければならないからだ。

〇母親が背負うべきものとは? 

「君に休みを取る必要があるのか?」

これは映画「半辺天」インド編のヒロインであるインド人の専業主婦が1ヶ月の休暇を取りたいと言い出した時に、仕事に忙しい夫が顔を上げて問い返してきた言葉だ。

彼女は、思わずムッとしたように、「私に休みは必要ないっていうの?あなたたちの面倒を見る以外に、私には自分自身の時間は必要ないということ?」と反論した。

このインド人夫妻が交わすやりとりは、わたしたちの日常でも身近に生じている類のものだ。

なぜ慌てて母親になる必要がないのかとするのは、どうして母親はこれほど多くの責任を負わなければならないのか、そして一体誰がこうした母親を「解放」してくれるのかといった問題をまずは解決しなければならないからだ。

これはまたイプセンの「人形の家」に関して魯迅が問いかけた「ノラは家出してからどうなったか」という問題にも関わってくると言える。魯迅はこれについて、「独立する意識しかなく、独立した経済力が無かった場合、家を出たノラには2つの道しかないだろう。堕落するか、そうでなければ家に帰るかだ」との見解を示している。

現代のノラには、経済力がある。しかし直面する問題もより多い。この問題が最初に提起されてから100年近く経った現在でさえも、答えはまだはっきりと出ていない。

「半辺天」中国編では、ひとつの答えが模索されている。それは自分で自分を「解放」するという答えだ。映画で、母親は料理人との再婚を願ったが、娘から反対される。なぜなら娘にとっては料理人という職業が、院士である実の父親とはあまりにもかけ離れていると感じたからだ。

しかし、母親は、自分は料理人と一緒になって初めて本来の自分に戻ることができると主張する。前夫との生活では、母親は相手に合わせるしかなく、自分を押し殺して控えめに生きてきた。娘もまた同様の問題に直面しており、他人からはとても優秀で、仕事でも順調に昇進していたが、彼女の日々は毎日が緊張の連続だった。最終的に娘は母親の再婚に同意しただけでなく、自分も本当に好きな仕事に就いた。

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