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中国の婚姻率が5年連続で低下 晩婚と非婚はもはや時代のすう勢に?
  ·   2019-04-03  ·  ソース:人民網
タグ: 結婚;若者;社会
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〇結婚とは万人に当てはまるスタンダードとは限らない 

30歳になる独身の楊楽さん(仮名・女性)は、「私は、結婚適齢期に入ったのに独身でいることについて、焦りや不安は別に感じていない」とし、自分の現在の生活状況について、次のように話している。

毎月、安定したまずまずの収入を得ており、マンションなどのローン返済も抱えていない。週に1度はフィットネスジムに通い、休暇は親しい友人数人と旅行やウィンドウショッピングを楽しんでいる。ただ、楊さんは、決して自分は「独身主義者」ではないという。結婚の可能性を全く排除している訳ではないが、焦って結婚する気もないだけだ。

「結婚は焦ってすることではなく、『何歳までに結婚して、何歳までに子供を産む』といった方程式で計算すべきものではないし、万人に当てはまることでもない。今、独身でいることは、私にとって最適の状態と言えるかもしれない」と楊さん。

楊さんの結婚に対する考え方は、実際のところ、多くの若者が心に抱く思いと同じかもしれない。多くの「80後(1980年代生まれ)」や「90後(1990年代生まれ)」にとって、焦って結婚するという考えはほぼ皆無のようだ。

民政部(省)が2018年に発表した「2017年社会サービス発展統計公報」によると、2017年、婚姻届けを出した人のうち、25歳から29歳までの人が最も多く36.9%を占めた。一方、2012年までは、婚姻届けを出した人のうち最も多かったのは20歳から24歳だった。

〇今まさに転換を迎えている社会的観念 

このような現象について、北京大学社会学部の陸傑華教授は、「経済社会の発展にともない、結婚・出産に対する考え方にも大きな変化が生じた。晩婚や非婚などの現象がますます普遍的になり、社会の受容度も高まってきており、結婚はもはや、唯一の選択肢ではなくなってきている」と指摘した。

このほか、現代社会における生活コストや育児費用の増加も、人々の結婚願望を引き下げる一因となっている。

北京大学中国教育財政科学研究所が発表した中国教育財政世帯調査の統計データによると、2017年前学期、全国で子供が基礎教育段階にある世帯の教育支出総額は約1兆9062憶6千万元(約31兆5600億円)に上り、この数値は2016年GDPの2.48%に相当する。

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