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ミャオ族伝統の銀細工で貧困脱却の道を
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· 2018-08-06 |
タグ: ミャオ族;伝統工芸;社会 | 印刷 |
貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州雷山県の銀細工職人は主に控拜村、麻料村、烏高村に集中しており、その銀細工の歴史は600年以上ある。銀細工職人の家系の9代目にあたる竜懂陽さんは、銀細工製品を行商するために、14歳から銀細工を担いで村々を歩き回った。しかし、場所は辺鄙で道のりも遠いし、顧客もわずかなため、かろうじて生計を立てられるにすぎなかった。
お金を稼ぐため、竜さんは伝統工芸を諦め、浙江省温州市に出稼ぎに出た。その後、道路の開通により、多くの観光客が雷山県の苗寨(ミャオ族の村)を訪れるようになり、銀細工にも新しい販路が開けた。2014年、竜さんは銀細工の店を立ちあげ、本職に戻った。現地の貧困支援に携わる幹部および顧客からアドバイスを受け、竜さんは銀細工を展示するショールームを作った。ネットショップも開設し、ネットからの注文が相次いだ。
竜懂陽さんの弟である竜太陽さんも銀細工工芸の継承者だ。弟は主に銀細工の文化体験に力を入れており、また自宅のミャオ族の伝統的な家屋で民泊を経営している。観光客はここに泊まると同時に、銀細工製作も体験できる。毎年夏休みになると、親子連れの姿が絶えない。
雷山県の銀細工業は絶えず発展を続けており、すでに貧困脱却の難関攻略における重要産業になっている。2017年、雷山県の控拜村、麻料村、烏高村の銀細工および関連産業の売上高は1億5000万元に達し、出稼ぎに出かけた多くの若者も故郷に戻って起業した。銀を打つ音がミャオ族の村に響き渡り、その音はやがて山々を越え、ミャオ族銀細工の名はますます遠くまで伝わっている。(新華社発)
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