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中国医学で乳腺医学の難題を解明する
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本誌記者 李一凡 · 2018-06-19 |
タグ: 中国医学;医学;社会 | 印刷 |
中国医学の発展と国家の発展は緊密に結びついている
1989年に西苑医院に入った後、張教授は西苑医院の30年近くの変化と発展を全てその目で見つめてきた。「入ったばかりの頃、西苑医院は古くておんぼろでした。本当に村の診療所ですらここよりましでしたよ」。国が繁栄し発展するにつれて、病院もますます重視されるようになった。後に改修されて、西苑医院は新しい外来診察棟を建設し、計器や設備も絶えず更新され、病院の情報化が進み、人間本位の運営がされるようになった。「病院は非常に大きな変化を遂げました。ここで働けてとても誇らしく思います」。張教授は思わずこう感慨を漏らした。
大きな変化を遂げたのは病院だけではない。中国医学の発展も新たな時代を迎えた。中国医学の新たな変化と新たな発展について、人生のほとんどを中国医学とともに過ごしてきた張教授には当然言いたいことがある。「中国医学は低落期に陥っていた時代がありました。多くの人が中国医学の名を騙ってでたらめなことを言い、商業的な混乱が多く起こったため、人々は中国医学を疑い、中国医学を用いなくなっていった。でも社会や経済が発展するにしたがって、国力が上がり、人々が豊かになって、人々の健康意識も高くなり、きちんとした基礎のない人は生き残っていけなくなりました。しかも国は薬品研究開発や臨床試験に対して非常に厳格で、中国医学はますます国から後押しされるようになり、人々から認められるようになりました」。苦境を脱した中国医学は中国の人々に幸福をもたらしただけでなく、世界の舞台へと向かいつつある。張教授の説明によると、中国医学院を代表する立場で、西苑医院は毎年海外向けに中国医学関連の育成訓練や普及、交流活動を行っており、さらにドイツ、オーストラリアや一部の第三世界の国にも中国医学の専門家を派遣しているという。薬品の研究開発では、血糖値・血中脂質低減や心臓保護の中医薬がドイツやニュージーランドなど先進国でも認可されている。中国医学は次第に海外に進出し、国際化しつつある。
張教授は言う。「中国医学の医者として、人々の健康に奉仕するのが私の初志です。国の発展や社会気風の進歩にしたがって、人々はますます高齢者を敬い、尊敬するようになった。これは社会の進歩の体現でもあります。将来退職したら、中国医学の知識を活かして非営利目的の養老院で働きたい。報酬はもらわず、ボランティアで。これが私の目標です」。
「北京週報日本語版」2018年6月19日
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