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麻薬探知犬の日々 食と住居は最高だが、夜勤続きで恋愛禁止
  ·   2016-06-29  ·  ソース:
タグ: 麻薬探知犬;空港;社会
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サイレンを鳴らすパトカーが追いかけていた黒い車が停止。運転手は降りてきたかと思うと同時に逃走し、警察犬が矢のようなスピードで追跡。すぐに追いつき、逃走者に噛みつき取り押さえ、後ろから追いかけてきた警察に確保された。それと同時に、もう1匹の麻薬探知犬が車の周りを嗅ぎながら、左タイヤのところで座った。麻薬捜査員が探すと、車内に隠されていた麻薬が発見された。 銭江晩報が報じた。

国際麻薬乱用撲滅デーの今月26日、浙江省寧波市の税関は密輸取締犬を紹介するイベントを開催。招待された市民47人が会場で、密輸取締犬が、スーツケースや車、人から麻薬を発見する「腕前」を見学した。

現在、同税関の密輸取締犬チームには、麻薬探知犬4匹が所属し、厳しい訓練を受けている。4匹は現在、大麻、ヘロイン、アンフェタミン、MDMA、コカイン、ケタミンなど6種類以上の麻薬の臭いを探し出す能力を備えている。

車両や段ボール箱などから、麻薬を見付けだすその効率は、人の手で探す場合と比べ数十倍以上だ。

「麻薬探知犬」になるためには当然ながら一般の犬たちとは異なる生活スタイルを送らなければならない。

麻薬探知犬チームの、麻薬探知犬に対する食べ物や住まいの待遇は、一般家庭のペットよりずっと良い。まず、「家」だが、別荘と言ってもいいような5部屋ある平屋建てで、1匹につき1部屋提供される。面積は約10平方メートルで各部屋は全て屋外の庭に通じており、日向ぼっこをしたり、遊んだりできるようになっている。さらに、「家」には、バスルームや衛生検査室なども完備されている。

次に「食」だが、通常1日1食だが、量が多く、質も高い。提供されるのは高級ドッグフードだ。

ただ、麻薬探知犬の仕事は過酷で、夜勤も日常茶飯事だ。

現在、4匹の主な「仕事場」は、寧波櫟社国際空港で、麻薬密造地帯から来る飛行機の乗客や荷物の検査を行う。また、黄金の三日月地帯(アフガニスタン 、パキスタン、イランなど)やペルー、コロンビアなど、麻薬・覚醒剤密造地帯から来るコンテナの抜き打ち検査をするほか、早朝2時から6時までは輸出入の宅急便の荷物全てを対象に検査を実施する。

また麻薬探知犬は、一生独身を貫かねばならない。同税関の麻薬探知犬は全て雄犬だが、麻薬探知という重大な責任を負っているため、任務遂行中は「恋愛禁止」となる。恋愛すると、注意力が散漫になり、仕事に影響するからだ。一般的に、麻薬探知犬は8歳で引退となり、老後は「公務員」と同じ待遇を受けられるという。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年6月29日

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