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北京大興国際空港が本日開港 鳳凰の翼、大空へと羽ばたく
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· 2019-09-25 · ソース:人民網 |
タグ: 空港;鉄道;社会 | 印刷 |
7回にわたる全プロセスシミュレーション演習と3回にわたるテスト飛行を経て、北京大興国際空港が25日、ついに開港を迎えた。同日、運営開始セレモニーが執り行われ、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)がセレモニーに出席し、北京大興国際空港の運営開始を宣言した。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
全プロセスでセルフ化・ペーパーレス化を実現
大興空港には、約400台の自動チェックイン機とセルフ荷物預け機が設置されている。それらを利用すれば、パネルをタップして必要な情報を入力し、身分証を読み取るだけで、搭乗券がプリントされる。その後、手荷物をセルフで預ける時に、荷物にRFIDタグを貼ると、スマホで荷物がどこにあるかを確認することができる。保安検査ゲートには顔認証システムなどのスマート新技術が導入されており、ターミナルビルに入ってから、搭乗口までの全プロセスでセルフ化、ペーパーレス化を実現している。
一番遠い搭乗口でも8分で到着
保安検査を受け、空港ターミナルビルに足を踏み入れた後、旅客は複雑な迷路のような通路を歩く必要はない。保安検査場から出ると、そこには5本の通路があり、その真ん中に立てば、全ての通路の突き当りまで見える。一番遠い搭乗口でもそこから約600メートル、徒歩約8分の距離となる。
その他、空港には、スターバックスやマクドナルド、ブルーフロッグといった中国国内外の大手飲食ブランドのほか、小大董、西部馬華、陽陽中国飯といった北京ブランドや地元・大興の飲食店など、合わせて90店舗が入っており、旅客は自分の好みに合わせて、おいしい食事を楽しむことができる。
濃い霧でも着陸可能
大興空港は開港と同時に、国際民間航空機関(ICAO)が定めるカテゴリーIIIBの計器着陸装置(ILS)を使った着陸能力とヘッドアップディスプレイ(HUD)に基づく滑走路視距離観測装置(RVR)の75メートル離陸能力、4級のA-SMGCS (先進型地上走行誘導管制システム)を備えた空港であり、この3つの基準をクリアしているのは、中国国内では同空港だけだ。華北空管局大興空管センター・管制運行部の彭鵬副部長によると、「今後、周辺の高速道路が封鎖されるほどの濃い霧などが発生しても、滑走路の視程が75メートル以上であれば、IIIBの基準を満たしている航空機とクルーであれば、大興空港に着陸することができる」という。
自然にやさしいターミナルビル
2017年11月、北京大興国際空港のターミナルビルは、「グリーンビルディング」3つ星、省エネビルディング3Aの認証を取得した。中国で省エネビルディング3Aの認証を受けたのは同ターミナルビルが初めてだ。
北京大興国際空港のターミナルビルのエネルギー消費は、同様の規模の空港のターミナルビルと比べて20%少ない。毎年排出される二酸化炭素も2万2000トン少なく、それは119万本の木の植樹、標準炭8850トンの節約に相当する。
また、空港内で使用されるサービス車両のうち、新エネ車の使用が可能な場合は全て新エネ車を使用している。たとえば、南方航空が大興空港で使う車両の70%が新エネ車。東方航空が使う車両の47%も新エネ車で、うち、シャトルバスとファーストクラス・ビジネスクラスを対象としたサービス車両は全て新エネ車だ。また、ターミナルビル内の60%のエリアも太陽光を採用している。
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