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中国の記者会見、常態化へ
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· 2016-04-12 · 人民網 |
タグ: 記者会見;報道官;社会 | 印刷 |
今年の両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)では「部長通路」が記者会見の「黄金通路」となり、34名の部長(大臣)を含むのべ41回の記者会見がここで行われた。記者の声に対し、部長らはかつてのように手を合わせるだけで立ち去るといった光景は見られなくなり、敏感な問題も避けることなく、ホットな話題もごまかすことなく、率直に様々な回答を出した。各機関・各地方の多くのトップが自主的に「第一報道官」を担うだけではなく、記者会見やインタビュー、電話、ファックスなど様々なルートで積極的に世論の問いかけに答えており、それが常態化している。
報道官にとって、緊急対応や生放送は日常茶飯事で、一旦失言があればメディアに足をすくわれ誇張され、報道官に大きな圧力を与えている。南京大学報道発信学院の丁和根教授は、「報道官の回答に失言や言い間違いがあった場合の容認メカニズムが必要だと」指摘、報道官の失言を寛容に受け止め、彼らを十分理解し、認め、励まし、ゆとりある環境を作らなければ、報道官は「言わなければ責任を取られないが、言い誤れば責任を取らされる」という非常に気まずい状況に追いやられることになると提言している。
前出の程院長は、「関連の責任者はメディアへの理解を深め、メディアとネットユーザーとの交流を真に学び、情報の発表後は、プラスの評価や「いいね」の数だけを見るのではなく、批判に耳を傾け、また、国内の発表には世界も注目しているという意識を強め、国際化された発表プラットフォームを充実させていかなければならない」と提案した。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月12日
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