▽農村からの移転人口など非戸籍登録者の勤務地での戸籍登録が許可――出稼ぎ労働者が勤務地で戸籍登録可能に会議では、戸籍制度の改革案を実行し、農業からの移転など非戸籍登録者が勤務地で戸籍登録することを許可し、彼らの勤務地での住宅購入あるいは長期的な賃貸のニーズを形成することが明確にされた。
中国の戸籍制度改革は絶えず推進されている。国家発展改革委員会の徐紹史委員長は今年11月、全国の25省(区、市)が戸籍制度の改革案をすでに打ち出したことを明らかにした。国家は年末までにすべての省(区、市)に改革案を出すよう求めている。
▽「五険一金」の簡素化・統合――社会保障の負担が軽減会議では、社会保険料を引き下げ、「五険一金」(年金保険、失業保険、医療保険、傷害保険、出産保険、住宅公共積立金)の簡素化・統合を検討する方針が打ち出された。
国務院は今年、失業保険料率を3%から統一的に2%に引き下げることを決定したほか、10月1日からは傷害保険の平均保険料率を1%から0.75%に引き下げ、生育保険料率を1%以下から0.5%以下に引き下げている。
▽年金保険の制度改革を加速――年金の全国統一計画が実現か会議では、年金保険制度改革を加速し、個人口座を完備し、精密な計算とバランスを堅持し、全国的な統一計画のレベルを上げる方針が打ち出された。
2015年、年金保険の制度改革は重大な進展を得た。「国務院の行政機関・事業機関職員養老保険制度改革に関する決定」に基づき、約4千万の行政機関・事業機関職員養老保険制度改革の決定職員による基本年金の納付が始まった。