より多くの中国人が日本旅行にできるよう、日本政府は今月1日から、中国人に個人観光ビザの発給を始めた。
日本観光庁北京事務所の山田泰史副主任は記者のインタビューに対し、「中国の発展は著しく、富裕層は絶えず増加している。日本のみならず、多くの国は中国市場を重視している」と語った。
日本政府のこの個人観光ビザの発給はまず北京、上海、広東省で行われ、1年後は全国に拡大する予定である。しかし、日本への個人観光ビザを申請する際には、25万元の年収が必要であることから、多くは模様眺めといった状態にある。さらに、日本での新型インフルエンザの情況も考慮した上で、一部の観光客は旅行を9月から10月まで延期したという。
国際金融危機の影響を受けて、国際観光市場は不透明な状態にあるものの、中国人の海外旅行者数は依然として増加を続けており、昨年海外旅行に出かけた中国人は4600万人にのぼり、一昨年より12%増えたという。
「中国国際放送局 日本語部」より2009年7月7日 |