チベット布達拉宮(ポタラ宮)管理処の強巴格桑処長は「布達拉宮は2期にわたる大規模な補修工事によって現在、1日のべ1千人の観光客を受け入れ可能となっている。民族の文化遺産に対する国家の保護のおかげだ」と述べている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
布達拉宮は1989年から1994年にかけて、国が5500万元を投じて危険な部分を補強する第一期の応急補修を行ったのに続き、2002年に国がまた1億7000万元の投資を出し、土台の補強を中心とする第二期の補修を実施している。第二期の補修は順調に進み、既に総投資額の90%を完了している。布達拉宮の主要部分と紅宮、白宮といった古建築17カ所の補修は基本的に完了し、雪城の古建築の補修も90%以上が完了、雪巴列空などの観光地12カ所は既に対外開放されている。
布達拉宮管理処の統計によると、ここ数年布達拉宮は毎年のべ40万人以上の観光客を受け入れており、1日平均でのべ1千人以上が訪れている。宮殿の主要部分は一度に約22トンの重量に耐えられなければならない。
写真:布達拉宮(9月14日に撮影)
「人民網日本語版」 2007年9月18日 |