中国の関係部門はこのほど北京で、「南極観光は一定の条件が必要で、中国では、現在、南極観光を行なう条件が未熟だ」と明らかにした。
国家海洋局、国家観光局、外務省の責任者によると、中国は『南極条約』の締約国として、関連規定に遵守する義務がある。南極は政治的に敏感な地区のうえ、自然条件が悪く、生態環境が危ない地区でもあるため、中国はいまのところ、南極観光を行なうつもりはない。今後は科学的な検証によって決めるということである。
『南極条約』や『環境保護に関する南極条約議定書』の関連規定によると、締約国は南極で活動をする場合、あらかじめほかの締約国に通報し、環境評価を受けなければならない。これらの規定は南極地区におけるすべての活動に適用され、観光活動も含まれているということである。
「CRI」より 2007年1月22日
|