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中日大学生合同登山隊、チベット未踏峰に登頂
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· 2015-11-02 |
タグ: 未踏峰;中日大学生;中日交流 | 印刷 |
神戸大学山岳会の井上達男会長は西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)で10月31日、記者の取材に対し、中国地質大学(武漢)登山隊と神戸大学登山隊で構成された中日大学生合同登山隊が10月27日、チベット自治区納木錯(ナムツォ)に近くにある海抜約6500メートルの未踏峰・帕達日(パタリ)峰に到達したことを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
以下、井上氏のコメント。
「神戸大学山岳部は今年、創部100年を迎えた。創部以来100年、多くの隊員が、ヒマラヤ、南米、北米など世界各地に探検に赴き、足跡を残した。資源に富むチベット連峰の大部分が、未踏の地のままだ。長期間にわたる準備を積み重ね、最終的にパタリ峰を目指すこととした」。
「神戸大学山岳会と中国地質大学(武漢)は、1980年代に登山に関する協力協定を取り交わし、合同登山隊を創立することを決定した。今回の合同登山隊は隊員総数16人、その多くが両校の学生で、中国側・日本側にそれぞれ1人ずつ、女性隊員がいる。」
「合同登山隊は19日に山麓に到着した。だが、パタリ峰は、海抜6千キロメートル級の山々が連なる念青唐古拉山脈(ニェンチンタングラ山脈)の中でも、登頂の難易度が特に高い山である上、ベースキャンプを設営し、物資を輸送しなければならなかったため、ようやく頂上に到達したのは27日だった。その間、隊員の多くが高山病に見舞われ苦しんだ。」
65歳になる井上氏は、1986年にチベット山南地区洛扎県内の庫拉崗日峰に、2009年には諾尼峰にそれぞれ登頂した。「1986年に我々と一緒に登ったメンバーの中には、現在中国登山隊のリーダーを務める王勇峰氏がいた」と井上氏。
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