「一帯一路」共同建設は世界各国の発展に新たなチャンスをもたらしただけでなく、中国の開放発展にも新天地を切り拓いた。
さらに開かれた中国は、世界とさらに優れた連動を形成し、さらに進歩的で繁栄する中国と世界をもたらすと、われわれは確信している。
今年は中華人民共和国建国70周年という節目の年であり、習近平主席は、中国は引き続き改革開放の重大措置をさらに推し進め、より高いレベルの対外開放を進めていくと表明し、次の5点を強調した。
第一に、外資の市場参入許可をより広い領域に拡大する。中国は新たに自由貿易試験区を開設し、自由貿易港建設の探求を加速させる。関連する法律の制定を加速させ、「外商投資法」の厳格な施行を保証する。
第二に、より一層力を入れて知的財産権保護のための国際協力を進める。中国は知識の価値を尊重するビジネス環境を作り上げることに力を注ぎ、知的財産権を保護する法律体系を完全なものとし、その執行を強化して、国外の知的財産権所有者の合法的な権益保護をより強めて、強制的な技術移転を途絶させ、商業上の機密保持が十分に成されるようにし、知的財産権の侵害行為を法に則って厳しく取締る。
第三に、製品とサービスの輸入をより大規模に増やす。中国は今後、関税水準をさらに下げ、さまざまな非関税障壁を取り除き、中国市場の門戸を開放し続け、世界各国から高い品質の製品を歓迎する。輸出超過を意図して追求することはなく、競争力を持つ高品質な農産品や加工製品、サービスをより多くの国から輸入し、貿易の均衡的発展の促進を望んでいる。
第四に、国際的なマクロ経済政策における協調の効果的な実施をより進める。中国は災いを他国に押し付けるような通貨安政策を行うことはなく、人民元レートを形成する仕組みを引き続き優れたものにしていき、資源配分においては市場が決定的な役割を果たすようにし、人民元レートを合理的な均衡水準内で基本的に安定するよう保ち、世界経済の安定に寄与する。
第五に、対外開放政策の徹底的な実行をより一層重視する。中国は各国と合意した多国間および二国間通商協議の履行を極めて重視しており、法治に基づく政府、信用のある政府の建設を強化し、拘束力のある国際協議履行制度を創設し、対外開放拡大の必要に合わせて法律・法規を修正して整ったものとし、すべての企業と経営者を公平に扱い、市場化、法治化、便利化されたビジネス環境をより優れたものとする。