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【40代から始める日本人の中国生活の記録】開放の風を感じる国際的な大都市・青島
  ·   2023-05-19  ·  ソース:北京週報
タグ: 青島;開放;社会
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国際的な大都市・青島を訪ねて 

ハイアールの冷蔵庫コネクテッドファクトリーで製品を自動生産するロボットアーム(写真提供・青島市党委員会宣伝部、以下同)

山東省青島市は中国の重要な港湾都市で、古くから産業が栄えてきたことで知られる。「一帯一路」共同建設イチシアチブが打ち出されて以降、この国際都市は海のシルクロードの重要拠点として、各国との結びつきが日増しに強まっている。 

青島と聞いて、多くの日本人の方がまず思い浮かべるのは青島ビールだろう。だが、当然のことながら青島の特色はビールだけとは限らない。今回は歴史と文化、自然、そして産業発展が織りなすこの都市の魅力を皆さまにお伝えすべく、筆者が現地を訪れて感じたこと、発見したことをつづってみたい。 

さて、青島について語る前に、まず山東省という土地について紹介すべきだろう。産物が豊かで風光明媚な山東省は、1億人もの人口を擁している。だが、省全体としては一極集中型ではなく、省都の済南市や今回取り上げる青島をはじめとして、煙台、濰坊、威海、済寧、菏沢といったように、それぞれ独自のカラーや特産品、見どころを持つ都市が各地に分布しているのが特徴だ。 

中国の社会学者である費孝通の言葉に「各美其美 美人之美 美美与共 天下大同」(それぞれが素晴らしい理想を追求しつつ、他者の素晴らしさを尊重する。素晴らしさが共有されれば、世の中は一つになる)という言葉がある。山東省、そして中国とはまさにこの一句を体現する地であり、各地が自らの優位性を発揮しながら、互いの良さを尊重し合い、相乗効果によって大いなる調和、独特の魅力を生み出しているのである。 

では、青島市の優位性、もしくは魅力は何かと言うと、一言で表すのは非常に難しいが、筆者が第一に思い浮かんだ言葉は「開放」である。そこには感覚的なことと、経済や国際交流のいずれの意味も含まれる。 

青島市を訪れ、まず目に入るのは総面積500平方㌔㍍近くに及ぶ美しい膠州湾である。現地出身の方が「青島市民の母なる湾」と紹介していたが、まさにその言葉通り、この天然の良港は人々の心を優しく抱くかのような大いなる母性、そして美しさに満ちている。静かな海面を眺めて、潮風に吹かれていると、それだけで開放的な気持ちになれる。 

また、青島の人々も、実にオープンな心の持ち主ばかりである。取材の合間に町を散策したり、現地に暮らす方と会ったりしたのだが、青島のことを尋ねるとトークが無限にはずんでゆく。それは自慢話といった性格のものではなく、青島の魅力を知って欲しいという強い思いであるように感じられた。山東省の観光PRでよく耳にする「好客山東」との言葉があるが、まさしくこの地の人々は客人をもてなす心を自然体で備えているようだ。

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