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李克強総理訪日 消耗させ合う関係から脱する中国と日本
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· 2018-05-11 |
タグ: 中日関係;中日友好;政治 | 印刷 |
李克強総理は現地時間の9日午後、日本の安倍晋三首相と東京の迎賓館で会談した。
李克強総理が日本で中日韓首脳会議に出席し、日本を公式訪問したことは、中日韓協力と中日関係の新たなページを開いた。日本側は李克強総理の今回の訪問を非常に重視し、メディアも盛んに報道している。中日関係が転換を実現し、しかも改善傾向にあることについて、双方で楽観的な世論が高まっている。
それと同時に、慎重な見方をしている評論も多い。おしなべて中日関係にはなお多くの問題と不安定要因が存在すると見ており、この関係は昨年以来好転する傾向にあると同時に、依然として脆弱性が存在し、双方が真剣に守っていく必要があるとしている。
ようやく訪れた中日関係改善について、我々は以下の点に注意しなければならない。
(1)中日の世論は、中国と日本のうちどちらがより関係改善を望んでいるか、どちらがどちらに求めたのか、といった思考に陥ってはならない。実際上は、過去7、8年両国関係が極めて緊張した状態にあったことで、双方ともに外交的な損失を被り、両国ともにそれぞれ他の主要外交策でコストが高まった。中日関係の改善は双方の利益に合致し、どちらのほうがより改善を焦っているかというのは無益な議論であり、誤った方向へと導いてしまう可能性がある。
(2)中国と日本は中国の台頭をめぐる様々な反応をうまく処理するべきである。日本は中国の台頭に対する抑制・牽制だと広く認識されるような行動を取ることを避け、中国が大国として経済発展に伴って国防力を増強する権利を尊重するべきだ。中国のほうは中国パワーに抜かれたことによる日本の複雑な心理状態を理解するべきで、自ら言葉や行動でそれを煽るようなことをしてはならない。両国は中国の台頭に対しセンシティブになる日本と日本のこうした反応に対しセンシティブになる中国の間で生じる刺激をできる限り減らし、相手の行為に対する過度な深読みを避けるべきである。
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