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内陸部開放チャンスの扉を開く長江経済ベルト
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· 2018-05-24 |
タグ: 対外開放;長江経済ベルト;経済 | 印刷 |
開放というプラス局面を迎えた長江経済ベルトの重点は連結と融合にある。
まず、長江経済ベルトと「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)建設のさらなる融合である。昨年末、重慶・果園港始発の「中欧班列」(中国・欧州間の国際定期貨物列車)の一番列車がドイツ・デュースブルクに向けて発車し、「一帯一路」と長江経済ベルトの「ラストワンマイル」問題が解決された。これは長江沿岸の内陸省・直轄市の対外開放に新たなルートを提供し、「一帯一路」関係国、西部地区と長江経済ベルト沿いの都市との相互接続を促進した。
次が長江沿岸自体の円滑な融合である。全国で現在設置されている11の自由貿易区のうち、上海自由貿易区、浙江自由貿易区、湖北自由貿易区、重慶自由貿易区、四川自由貿易区の5つの自由貿易区が長江経済ベルトに位置している。5大自由貿易区をつなげる上で、長江経済ベルトは対外開放の重要な環境作りを加速しつつあり、「引進来」(外資導入)と「走出去」(海外進出)の面で重要な役割を果たす。
商務部が先ごろ公表したデータによると、2018年1~4月、長江経済ベルト沿いの省・直轄市の対外投資は108億4000万ドルで、昨年同期より54.2%成長した。
グリーン発展の堅持がテーマ
「通関地の開放促進において、今、果園港は環境保護とグリーン発展をより重視している。我々は先進設備の導入や各種廃水の処理といった措置を行うことで、水質汚染や粉塵汚染などを徐々に減らしている。その一方で、科学技術への投資を増やすことで、埠頭のインテリジェント化建設を進め、港の運営・管理コストを削減し、果園港のモデル転換・グレードアップと質・効果の向上を促進している」。重慶港務物流集団設備技術部副部長の熊傑氏はこう語る。
張建平氏は次のように指摘する。長江経済ベルト発展の現状を踏まえると、生態優先とグリーン発展の堅持を強調するのは非常に必要なことである。関連部門及び長江沿岸の省・直轄市は「美しい山河こそが金山銀山である」ことを十分に認識し、厳格に各種汚染対策を講じ、長江の生態環境保護にしっかりと取り組むべきだ。その一方で、長江経済ベルトの産業モデル転換・グレードアップを進め、立ち遅れた生産能力を淘汰し、鉄鋼や石油化学、非鉄金属、船舶といった産業の改善・グレードアップを進め、革新駆動型の経済成長を重視するべきである。
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