現在のところ、英国の政財界は「一帯一路」建設のもたらす市場チャンスと将来の協力の展開をますます重要視している。英国の各界から見ると、「一帯一路」建設は将来、両国のパートナーシップ関係の核心的内容となり、EU離脱後の英国企業の開拓する新しい市場となるからである。

英国政府はずっと「一帯一路」建設を重視してきた。英国外務大臣アロク・シャマ（Alok Sharma）はかつて次のように述べた、「中英両国の全面的な戦略的パートナーシップの中で、特にビジネスと経済領域の協力がキーポイントである。英国は中国の走出去（海外進出）プロジェクトへの協力に力を貸してきた。その中でも最大のキーポイントは「一帯一路」建設への協力だ。

将来、英国政府はさらに多くの英国企業がこの中に参加することを奨励し、双方の協力にふさわしいプロジェクトを選択・確定することに力を入れる」と述べた。さらに、在中国英国大使のウッドワード（Barbara Woodward）女史は、「『一帯一路』沿線地域の世界経済における重要性を考えた時に、この地域の経済成長を促進することは各方面の利益につながる。英国は『一帯一路』建設に基づく中英経済協力と相互の連携を希望する」と述べている。

英国国際貿易投資省大臣の葛莱格·汉兹氏は英国商工業界の「中・パキスタン経済回廊」円卓会の発言の中で、「中国は『中・パ経済回廊』建設に大きく寄与してきた。現在、初期の成果を既に収めたとも言える。EU離脱後の英国は自由貿易の発展を継続して支持していく。『中・パ経済回廊』建設に積極的に参加し、関係するプロジェクトに資本とサービスを提供したい。『一帯一路』建設沿線のチャンスをさらに開拓するため、英国の計画では、今年の5月中にパキスタンの首都イスラマバードで中・パ経済回廊産業協力のチャンスに関する大型商業会議を挙行する」と述べた。