運命共同体は、中国の習近平国家主席が提起した重要な理念のひとつである。2015年5月までに、習主席は60回余りにわたってこの理念を公式に語っている。2013年3月、習主席はモスクワ国際関係学院で講演した際に、初めて人類文明の方向性についての中国の判断を外に向けて発した。習主席は「この世界は、各国の相互関係、依存の度合がかつてなく深まっており、人類は同じ地球村で暮らし、歴史と現実とが入り交じる同じ時空の中で生きており、ますます『あなたあっての私、私あってのあなた』という運命共同体となっている」と語った。2015年3月、習主席はボアオ・アジアフォーラムでの基調講演の中で、運命共同体に向かう「四つの堅持」を提起した。それはつまり、各国の相互尊重と平等対処を堅持する、協力ウィンウィンと共同発展を堅持する、共同、総合、協力、持続可能な安全の実現を堅持する、異なる文明の共存、交流、学び合いを堅持することである。