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ボアオ・アジアフォーラム、経済グローバル化促進宣言を発表
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· 2017-03-28 · ソース: |
タグ: ボアオ;経済グローバル化;政治 | 印刷 |
ボアオ・アジアフォーラム2017年年次総会は26日、市場開放の推進、あまねく広がる成長と経済協力を堅持して、経済の共同繁栄と持続可能な成長を確保するよう世界各国の政府と実業界に呼びかける経済グローバル化促進宣言を発表した。新華社が伝えた。
宣言の要旨は次の通り。
経済グローバル化は科学技術進歩の必然的な結果だ。経済グローバル化のもたらす新たな問題は、経済グローバル化自体にあるのではなく、現行のグローバル・ガバナンス体制が世界経済の構造の深い変化に適応できていないことによるものだ。グローバル化に逆行する措置は、こうした構造的矛盾を解決できず、世界経済の成長に新たな試練をもたらしさえする。世界は経済グローバル化に能動的に順応し、グローバル・ガバナンス体制を改革しなければならない。
――各国政府は経済グローバル化を積極的なパワーと見なし、経済的主権・権利・義務の公平・対等の原則を踏まえて、対話と協力の強化を通じて、国際経済秩序とグローバル・ガバナンス体制を改革し、完全なものにするべきだ。各国政府は相応の政策を共に講じて、経済グローバル化の恩恵がより広範囲に及ぶよう確保しなければならない。
――国際貿易・投資の自由化は世界の持続可能な発展の原動力だ。各国政府は保護貿易主義に共に反対し、貿易及び投資の自由化と円滑化のプロセスを堅持し、さらに推し進めるとともに、多国間貿易・投資の制度及びガバナンスをたゆまず改革し、完全なものにして、世界の共同繁栄を確保すべきだ。
――WTO、APECなど国際・地域機関は自由貿易協定の断片化という問題を連携して解決し、より開放的、包摂的かつ公平で合理的な二国間、多国間貿易制度・協定を検討すべきだ。
――国際通貨基金(IMF)、世界銀行など国際金融機関は自らの改革を強化すると同時に金融監督・管理を強化し、完全なものにするべきだ。経済成長に対する国際資本移動の駆動作用を十分に発揮して、ホットマネーの投機による実体経済への打撃を効果的に防止し、軽減するべきだ。
――技術革新及び知識と情報の国際的な移動は南北格差、貧富の格差の縮小に資する。各国は柔軟で多様な国際PPP協力モデルによって技術革新を積極的に推進し、知識と情報の国際的な移動の円滑化を促進して、全ての国と地域、全ての層に恩恵が及ぶようにするべきだ。
――経済グローバル化のバランスの取れた発展を推進するため、国際機関及びG20、APECなど多国間枠組、関係各国政府、民間セクターは、開放的な多国間協力体制を支持・構築し、インフラ、メカニズム、制度及び人的・文化交流のコネクティビティを共に強化するべきだ。
ボアオ・アジアフォーラム及び全メンバーは、上述の各方面で意思疎通、調整、協力を強化し、経済グローバル化のより開放的、包摂的で、あまねく恩恵の行き渡る、均衡的な方向への発展を後押しするため、自らの独特な役割を発揮したい。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年3月27日
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