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中国が南中国海仲裁手続きに「NO」と言う理由
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· 2016-06-24 |
タグ: 南中国海;仲裁;政治 | 印刷 |
仲裁裁判所はそもそも中比間の南中国海紛争を管轄できないのに、何をもってフィリピンの提訴を受理する権利があると判断したのだろうか?周健氏は、「仲裁裁判所は『条約』の関連規定を曲解することで、自ら権利を拡大し、越権して、関連事項に対する審理を強行している。これは国際法に違反する」と指摘する。
法に違反するフィリピンと、法律を曲解する仲裁裁判所が共謀して下す「裁決」は当然ながら法的効力を持たず、中国が南中国海諸島及びその付近海域に対し主権を有するという歴史的事実を変えることはないし、中国の南中国海における海洋権益にも影響しない。
周健氏は次のように述べた。「違法行為に対して『NO』と言っている中国がどうして『国際法違反』になってしまうのか?まったくでたらめな論理だ。中国は現行国際秩序の構築者であり、擁護者である。中国がこのような仲裁手続きに対し、「参加せず、受け入れない」という立場を取っているのは、自身の権利を守るだけでなく、中国と同じように排除性声明を出した国の権利を守るものでもあり、『条約』の権威性と完全性を守り、国際法治を守るものでもある。この点も、南中国海問題における中国の立場がますます多くの国から理解され、支持されている理由だ」。
「北京週報日本語版」2016年6月24日
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