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比外交官 中国との二国間交渉による南中国海問題解決を呼びかけ
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· 2016-06-12 |
タグ: 南中国海;フィリピン;政治 | 印刷 |
フィリピンメディアの報道によると、同国のベテラン外交官はこのほど、フィリピンと中国の南中国海問題を適切に解決するため、両国政府による二国間交渉を呼びかけた。新華社が伝えた。
フィリピン紙「Philippine Daily Inquirer」「Manila Bulletin」「The Manila Times」の報道によると、フィリピンの元国連常駐代表はこのほどフィリピン外務省で取材に答え、「二国間交渉を行わなければ、両国は南中国海の問題を解決することはできないだろう」としたほか、「二国間交渉は、ベトナムとマレーシアなど南中国海のほかの領有権主張国も行っていることだ」とした。
また、ロサリオ・マナロ元外務次官は、「フィリピンはできるだけ早く中国との二国間交渉を行うべきだ。フィリピンが一方的に仲裁を申し立てたことで中国を怒らせ、南中国海の情勢が悪化した。両国は南中国海を共同開発し、緊迫化した情勢を緩和させるべきだ。双方は二国間合意に達することができると信じている」としたほか、「米国は域外国であり、南中国海の交渉に首を突っ込むべきではない」と指摘した。
中国外交部(外務省)は8日、仲裁手続きの推進という誤った行動を即時停止し、南中国海をめぐる争いの二国間の交渉による解決という正しい道に戻るようフィリピン側に促す声明を発表した。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年6月12日
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