中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 特別報道 >> 本文
  • descriptiondescription
ヘレン・スノーとの80年の時空を超えた出会い
本誌記者 梁宵  ·   2016-10-18  ·  ソース:
タグ: テレビドラマ;エドガー・スノー;文化
印刷

ヘレン・スノーとの時空を超えた出会い

中国では、エリゼという名を知る人はほとんどいない。しかし彼女の中国語名が「柳素英」だと言えば、中国国際放送局パーソナリティ、舞台演出家、映画・ドラマ俳優として、多くの人に馴染みの存在だ。エリゼさんの説明によると、ドラマ『中国の赤い星』は、中国で撮影されたドラマでは初めて主人公が2人とも外国人で、大量の英語のセリフで演じられた中国革命ドラマだという。

「中国では、長征の物語をほとんど誰もが知っています。このドラマで描く物語には長征も含まれてはいますが、それだけではありません」。エリゼさんは記者に、『中国の赤い星』は、革命物語の叙述と指導的人物の描写に主な精力を注いだ同類のドラマと比べて、ユニークな点があると語った。紅軍長征80周年記念作品ではあるが、ドラマは長征という歴史事件を直接描写するものではなく、米国人スノー夫妻の視点で側面から紅軍長征の物語を描いている。彼らは1932年から1949年にかけて組まれた2人だけのチームだった。任務は1つだけ。中国を知り、中国を伝えることである。そして『中国の赤い星』の執筆は間違いなくこの2人のチームにとってクライマックスであった。

エドガー・スノーと比べて、エリゼさんが演じたヘレン・スノーの中国における知名度はそれほど高くない。しかし、ヘレンはドラマ『中国の赤い星』における最も重要な女性登場人物である。制作スタッフはリアルなヘレン・スノーを再現しようと考えた。

ヘレン・スノーの中国語の伝記『ヘレン・スノーと中国』(武際良 人民出版社 2011年版)によると、エドガー・スノーの執筆素材を豊富にするために、1937年4月、ヘレンは国民党スパイの監視を避け、たった1人で密かに北平(北京の旧称)を離れ、幾度も困難や危険に遭いながら延安にたどり着いた。延安に滞在した5カ月近くの間に、ヘレンは朱徳総司令官やスノーが延安を離れた後に中央紅軍と合流した紅二・紅四方面軍の将校など、夫が取材できなかった紅軍指導者の状況を収集し、さらに毛沢東に対し5回にわたってロングインタビューを行った。こうした貴重な資料によって、『中国の赤い星』の内容は極めて充実したものになった。

前のページへ12345次のページへ
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: