ホーム >> 地方再生 >> 本文 |
江西省南昌市、質と量の両方を重視する新たな都市化へ
|
· 2016-07-05 |
タグ: 南昌市;質と量;経済 | 印刷 |
毎日午前9時、江西省南昌市の紅谷灘新区に住む郭青青さんはいつも時間通りに家から出発し、20分ほど歩いて、万達広場金街にある自身が経営するネイルサロンにやって来る。郭さんは南昌市新建区石崗鎮夏家村の出身だ。2011年、南昌市が紅谷灘新区を盛んに建設していた当時、郭さんはこの現代化された新たな街の誕生と急成長を見つめてきた。今では、夫とともに紅谷灘に住み、正真正銘の都会人になった。
江西には、都市化プロセスの加速に従って、郭さんのように「都市住民になる夢」を実現させた現地の農民が多くいる。2001年から2015年の間に、江西の都市部人口は1149万人から2357万人になり、合計1208万人増、年平均で80数万人増となった。2015年末、全省の都市化面積は2281.72平方キロメートルで、2000年に比べて73.98%増加した。全省の都市化率は27.69%から51.62%まで上昇し、年平均で1.6ポイント上がり、全国平均との格差が年々縮小する傾向にある。それと同時に、都市構造も絶えず最適化されている。「十二五」(第12次五カ年計画)終了時点で、鄱陽湖生態都市群、滬昆線(上海―昆明)沿線都市発展ベルト、京九線(北京―香港九龍)沿線都市発展ベルト、南昌大都市圏、贛州都市圏、九江都市圏の建設が加速され、総人口は1980万人に達し、全省の都市部総人口の82.5%を占めている。
今年、江西は国民経済・社会発展計画、都市総体計画、土地利用総体計画、生態環境保護計画など多くの計画を一体化する「多規合一」の推進を加速し、「多規合一」情報管理プラットフォームを確立し、建設空間に対する科学的コントロールを実現させる予定である。
都市総合輸送能力の不足という問題を解決するために、江西は都市部自動車専用道路、幹線道路、支線道路を合理的に組み合わせた道路網システムの構築を加速する予定だ。雨水を効率よく貯水・利用する「スポンジ都市」建設の推進も加速し、2020年までに、全省都市部の2割以上の面積が「スポンジ都市」の建設要求を満たすようにする。また、産業と都市の融合発展、産業と都市の相互作用を堅持し、戦略新興産業、ハイエンド製造業、都市現代化サービス業を強力に発展させ、都市部経済のモデル転換・アップグレードを推進していく。
計画では、2020年までに、江西の都市化率を約60%にし、都市部人口を2900万人にする。また、戸籍人口の都市化率を約40%にし、農業からの移転人口とその他常住人口約630万人の都市部への定住を実現させる。2030年までに、全省の都市化率を約68%にし、都市部人口を約3500万にする。全省の都市・農村基本医療保険、基本養老保険、9年制義務教育を100%実施する。全省で約20の国家生態園林都市と全国緑化模範部門(都市)、200の生態模範鎮、2000の生態模範村と50の生態工業パークを建設する。全省すべての県(市、区)が生態県(市、区)基準に達するようにする。
「北京週報日本語版」2016年7月5日
|