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アジア投資銀、どうなる?初融資先・運営・腐敗防止
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· 2016-02-01 · 北京週報 |
タグ: AIIB;リスク管理;経済 | 印刷 |
AIIBはどのように利益を出し、リスク管理を行うのか?
AIIBが今後取り組むべきは、発展途上国のインフラ建設推進のためにささやかな貢献をすることだが、どうやって利益と持続可能な発展を確実に保証するかが、AIIBが今後直面する課題になるだろう。そのうち重要な問題はリスク管理、特に長期リスクの発生防止と管理である。
AIIBがどのように利益を上げるのかという点について、金総裁は、銀行自体として次の2点を成し遂げなければならないとの考えを示した。第1に、できる限りコストと支出を節約し、引き締まった、無駄な人員のいない組織にすること。コストの低減は融資先国の負担軽減を意味し、AIIBの財務能力を高めることもできる。第2に、高効率であること。1つのプロジェクトが2~3年、ひいては4~5年長引けば、融資先国にとって巨大なコストになる。それはAIIBにとっても同様だ。
もう1つ、金総裁が強調した点がある。優れた業績を上げることで資本市場のAIIBに対する信頼を勝ち取り、融資コストを下げるということだ。低融資コスト、低経営コスト、それに加えて高効率の仕事があれば、持続可能な発展能力を持った機関にすることができる。
AIIBは今後どのようにしてリスクを管理するのか?金総裁は次のように述べた。「AIIBにはリスク管理を担当する経営陣を置く。AIIBは積極的で進取の気概を持ち、さまざまな手段を通じてメンバー国のインフラ建設を支援しなければならないが、同時にリスク管理も非常に重要だ。AIIBが積極的な業務開拓と慎重なリスク管理のバランスをうまく取っていくことを私が請け合う」。
「発展を目指す金融機関にとって、リスク管理はいかなる時でも非常に重要だ」。金総裁はこう述べ、「すべての資金を無駄にしないために、AIIBは十分に準備を整えてメンバー国のインフラ建設を支援する。なおかつ専門のコンプライアンス部門を設け、経営陣よりも上の立場から監督職能を行使し、直接取締役会に報告する」と語った。
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