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アジア投資銀、どうなる?初融資先・運営・腐敗防止
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· 2016-02-01 · 北京週報 |
タグ: AIIB;リスク管理;経済 | 印刷 |
2016年1月16日以降、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に対する世界の視線は創設後の運営と発展に集中した。中でも、AIIB創設後の初回融資プロジェクトにとりわけ注目が集まっている。
公開された資料によると、2010~2020年、アジアの発展途上国インフラ投資総需要は8兆ドル、年平均投資需要は約7300億ドルに上る。
創設後、AIIBの初回融資プロジェクトはどの分野に集中するのか?初回融資はいつ行われるのか?
1月17日、金立群氏はAIIB総裁として初めて行った記者会見で、AIIBの初回融資は2016年年末までに行われるとの見通しを示した。
金総裁によると、AIIB正式開業後の初回融資プロジェクトはインフラ分野とその他の生産性分野への投資になる見込みだ。目下のところ需要が比較的大きいのは発電や送変電を含む電力で、ほかにも道路・鉄道、港湾建設、給水・汚染物質排出などの需要があり、すでに多くの国から申請があったという。
しかし金総裁は、「初回融資対象のプロジェクトがまだ多くの課題に直面していることは否定できない。主に支障になっているのは、重大インフラプロジェクトが環境や移民といった問題にかかわることだ」との考えを示した。
中国はAIIBの初回融資プロジェクトに申請するのか?
AIIBの中国副理事で財政部副部長の史耀斌氏はこれより前にメディアの取材を受けた際、「AIIB最大の出資国であり、世界最大の発展途上国でもある中国には、AIIBの融資プロジェクト支援を受ける資格がある。しかし本地域にはさらにインフラ発展ニーズが切迫した国が多いことを考慮し、AIIB創設初期には、中国はひとまずAIIBへの資金支援申請を行うことは考えない」としている。
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