李克強国務院総理は今年2月24日、国務院常務会議を招集・主宰し、構造の最適化を以ってグリーン発展を推進するため、新エネルギー自動車産業をさらにサポートする措置を明確にした。ここ2年来、国の政策と各方面の努力のもとで、中国は新エネルギー車の開発・普及、技術レベルなどの面で顕著な成果をあげ、生産・販売が急速な成長を遂げている。次の段階においては、市場指向と革新駆動型発展を堅持し、「大衆創業、万衆創新」(大衆による起業・革新)を提唱し、新エネルギー車の発展を加速する。
新エネルギー車、特に電気自動車は、省エネで環境にやさしいため消費者から好まれているが、充電施設がまだ普及しておらず、電気自動車の広範な使用は大きく制約を受けている。都市の公共交通機関はほとんどが電気駆動車だが、それを除くと、一般消費者はまだ電気自動車を広く利用していない。その主な「ボトルネック」は充電スタンドの設置が不十分であること、バッテリーの航続力が信頼できないことである。これを受けて、昨年9月23日に開かれた国務院常務会議では、充電スタンド設置・普及などについて配置を行った。今回の国務院常務会議でも、電池技術革新などについて重要な配置を行い、動力電池の革命的飛躍を加速する旨を決定した。国を挙げて新エネルギー車発展のボトルネックを突破し、新エネルギー車の急速な発展を全面的に推進しようとしていることは一目瞭然だ。